「を押せればかなり勝機はありそうだが無スジ、テンパイではない以上、本人としては打ちにくい牌だろう。ここで下手にゴジラへ放銃してしまえば、3着争いに巻き込まれかねない」

「内川、打!現物を打って受け気味の選択です」
「我々から見れば通るのは分かるのだが、卓内であれを押すのは厳しいか。ただ、まだテンパイのルートはある」

「内川、のシャンポンと待ちは悪いですがテンパイ取れます!」

「厳しい表情で場を見つめています!」
「どうする・・・攻められなくても、こちらからは何も言えん」

「押します!」
「いいぞ、これ以上ゴジラを勢いづけるわけにはいかん!」

「内川引きでカン
待ちに変えます!」
「いや、そちらは山にない!」

「ああ、切りのところで
を切れていたら今の
でゴジラを仕留めていました!」
「今更それを言っても仕方ない!」

「もツモれていただと!このままでは・・・」

「やられました!ゴジラ、ツモ!2000オールです!」
「なんたる豪腕・・・このままではゴジラに蹂躙されつくしてしまう!誰か立ち向かえるものはいないのか!?」
■東3局1本場

「魚谷が先制、ペン待ちリーチです!何とかこれで食い止めてほしい!」
「山には・・・もうない!ただ、これでゴジラの前進が止まればいい!を仕掛けているとはいえ、さすがにリーチを打てばおいそれと向かってはこられまい!」

「ダメです、全然止まりません!・・・ノータイムで無スジや生牌を切ってきます!どうして!?」
「嘘だろ!まだイーシャンテンじゃないか!ゴジラには何が見えているんだ!」

「ああ、ゴジラがポン!テンパった!」
「待ちはだと!?まだ山にあるじゃないか!」

「ツモられました・・・2000は2100オールです・・・」
「あれが・・・ガッズィーラ・・・」
■東3局2本場

「ゴジラが単騎でテンパイしました!ドラ
をポンしているので満貫あります!」
「いったい・・・どこまでやるつもりだ?」

「魚谷もテンパイです!しかし待ちのカン、山にありません!」
「またか、なんてことだ・・・」

「ゴジラ、を引いて
待ちに変化させました!」


「魚谷リャンメン変化!考えています!」
「ゴジラに打ったら12000からだ。ここは慎重にもなる・・・」


「魚谷、決断!リーチです!待ちはゴジラと同じ!」
「とりあえず放銃はない!あとはツモってくれれば・・・」

「ゴジラ、ツモ切り!単騎続行ならツモっていたなんて・・・」
「結果的にアガリを逃した形だ。これで状況が変わるか?」
「流局!魚谷、ツモれませんでした!」
その後、ゴジラは東場こそ強烈な押し返しを見せていたが、南場に入ってからは守備にまわる局面が増えていった。