KONAMI麻雀格闘倶楽部高宮まり 聖夜によみがえった真紅の闘争心【Mリーグ2020観戦記12/24】担当記者:ゆうせー

あっさりとをツモアガリ!裏ドラは…

だ!!!

リーチツモドラ裏裏、4000オールのアガリで高宮は村上を僅かに交わしてトップ目に立った。

南3局1本場、高宮の配牌は、

 

悪い。どうする。

高宮が第一打に選んだのは、

だった。

次の手番では、

をツモって切り。

狙いはそう、ホンイツだ。

この手が6巡目には、

メンホンチートイツのリャンシャンテンに!

高宮は小細工なしにを打ち出していく。牌を切り出す手や腕にも躍動感がある。

9巡目にはイーシャンテンに!

13巡目には、

テンパイした!!メンホンチートイツドラドラのテンパイ!出アガリ18000点の手だ!

待ちは1枚切れの。絶好だ。

高鳴る胸をおさえつつ、切られていく一牌一牌に視線を送る。

 

「リーチ」

 

!?

ラス目の黒沢からのリーチだ!

リーチの一発で高宮が持ってきたのは、

これは対面の黒沢には危険牌。そしては黒沢の現物。いったんを切る手もある。

高宮が選んだのは、

だ!!!

“勝負出来るなら、全てを粉々に破壊するかのごとく押す”

これが高宮の持ち味。打点を落とさずに真っ向勝負。

黒沢の手は、

ソウズのメンホンリーチ! 待ちはドラのだった。

 

この局は流局。ノーテンだった村上との点差を広げる。

この後、ラス親石橋の追撃を受けるも、

オーラスに高宮がアガって自力決着。

久しぶりとなるシーズン2勝目を獲得した。

 

なによりも、行くと決めたらどこまでも行く、という闘争心が戻ってきたのが大きい。

勝負手を作ってぶつけていくスタイルがやはり高宮には合っているように感じる。

年が明けたシーズン中盤以降、また高宮が暴れてくれるだろう、とKONAMIファンは期待が高まったのではないだろうか。

「神からのクリスマスプレゼント」

と自身のトップを振り返った高宮。

そして、そんな高宮のトップは、チームとKONAMIファンに向けての最高のクリスマスプレゼントとなったのだった。

メリークリスマス!!

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