「持ち点を聞くのは無し」
「オーラスだけ聞いていい」
なんてルールもありました。
私は、東風戦でさえも相手の持ち点を把握するのが苦手で、東南戦ではお手上げでしたけど。
ギャンブルライターの視点から言うと、麻雀で実力を発揮できるかどうかの要因の一つに、レートがあります。
半世紀も前から点ピンがあり、当時の給料や物価を考慮すれば、かなりの高レートだったと思うんですが、サラリーマンが平気で打ってました。
経済の高度成長の時代だったのと、今ほどレジャーが多様化してなかったからでしょうね。
「立てばパチンコ、座れば麻雀、歩く姿は馬券買い」
なんて遊び人がたくさんいた時代です。
「これからは東風戦が主流になり、レートももっと上がりそう」
という私の予測はハズれました。
高田馬場に点5の専門店ができ、大人気になりました。
点5のギャル雀の登場も破壊的でした。
さらにノーレートのフリー雀荘も、成長をしており、素晴らしいことだと思います。
「気おくれせずに、気を抜くこともなくて、やや刺激がある」
くらいが一番実力が発揮できると思います。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2016年1月15日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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