ドラは、麻雀において非常に扱いの難しい牌です。
持っていれば頼りになりますが、持ちすぎると邪魔にもなります。
ドラをどう扱えばいいか?
その答えは僕は非常に単純で、「ドラをあまり意識しない!」を心がけてます。
つまり要らなくなったら切るし、必要なら残す! ということです。
それでは、今回も僕の実戦譜からの紹介となります。
問題
風林火山オーデイション、ダントツの親番南3局ドラ、トイメンのジェン選手がとをポンしている状況です。
ここで、僕は何を切ったでしょうか?
・
・
・
解答
打
解説
ドラのは重なったらかなり大事な牌です。しかも、今回はすでに二副露入ってます。
普通に考えると、ここはか辺りを切る方が多いのではないでしょうか?
しかし、僕はここでを切りました。
その理由を説明しますと
①ジェン選手はホンイツまっしぐらなので、ドラ対子の可能性は低いと判断。怖いのはむしろドラ単騎なので、先に切りたい気持ちは強い
②自分の手を見ると、を切るとタンヤオが遠のく。を切ると、とのアンコが痛い。つまり、どちらを切っても痛い裏目がある状況
③そうなると、守備的にも攻撃的にもこのドラは要らなくなった
ということで、スパッとドラを切ることになりました。
そしてここでドラを切ることにより、鳴かれたらオリ気味! 鳴かれなければ鬼攻め! と、判断がわかりやすくなるのも大きな利点です。
結果、このドラは無事鳴かれませんでした。
すると、その後ジェン選手がさらにもポンして三副露となった後に、テンパイしました。
さて、ここでどうするかですが、これは迷うところではありません。
ドラは鳴かれなかった、そしても僕が持っています。
待ちは悪いですが、これをオリるようなら最初から中を切っていません。
ここは元気良くを切ってリーチと行きました! 待ち選択は勿論カンチャンです。
シャンポンだとソーズが待ちになってしまうので、ジェン選手とかぶってしまいます。ソーズを避けてマンズ待ちの方が和了りやすいでしょう。
そしてこの結果どうなったかと言いますと
しっかり和了ることができました。
この局は、ドラの扱いが非常に上手くいったと思います。
皆さんも、ドラだから切らない! というこだわりはあまり持たず、バランス良く扱うようにしましょう。
それでは、また!
渋川通信
この調子で雀王目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします!