女帝・加賀まりこが 魅せた力強さ! オーラスで捲り返す底力 麻雀最強戦2021「著名人異能決戦」観戦記【A卓】担当記者:危険な鬼太郎

女帝・加賀まりこが

魅せた力強さ!

オーラスで捲り返す底力

【A卓】担当記者:危険な鬼太郎 2021年8月1日(日)

著名人決戦で優勝を経験した事がある人物がいきなり三人もいるA卓。

じゃあ優勝経験者の二人の方が有利なのか?と言えばそうとも言えない。その人物は麻雀界で広く名が知れた人物。そうやすやすと勝てる相手ではないはずだ。

今回対局する曲者4人を軽く紹介する。

松本圭世

Mリーグの顔。もしかしたらMリーグの選手よりも知名度がある人物なのかもしれない。Mリーグが開幕すると一週間に8回も顔を見る事になるアナウンサー。

一番麻雀を観ているアナウンサーと言っても過言ではない松本。Mリーグでは対戦後のインタビュアーを務める松本。一半荘ごとにメモを取り、対局直後に選手にその試合のインタビューをするのはかなりの能力が無いと成立がしないはず。

長年、麻雀を観て来て鍛え上げられた麻雀を魅せられるか。

 

福本伸行

言わずと知れた麻雀漫画界のレジェンド。麻雀は知らなくてもアカギという麻雀漫画は知っている!という人も多くいるはず。

漫画で多くの人を麻雀の魅力を伝えた福本。自身の麻雀でも麻雀の魅力を伝えきる事が出来るか。

 

加賀まりこ

この中で圧倒的にテレビ対局でのキャリアが違う、女帝・加賀まりこ。

われめDEポンという麻雀番組では何度も優勝しており、同番組では一人だけ存在感が圧倒的に違う。

実績という面で言えばこの4人の中で抜けている。優勝候補だ。

 

宮内悠介

2年連続の出場となった宮内。昨年の決勝戦のオーラスの国士無双のアガリや、ファイナルでの打ち回しで多くの麻雀打ちの心を熱くしてくれた。

我々を魅了させてくれた麻雀を今年も打ってくれるか期待したい所。

【A卓】

東1局1本場 親・宮内 ドラ【6マン】

宮内が親番を活かしての先制リーチへと踏み切る。

【2ソウ】とせず、【5ピン】辺りを切って123の三色とリャンメン聴牌を目指すのかと思いきやかなり思い切った選択を選んだ。

確かに場にはピンズの上がよく切られているので悪くは見えない。

この怖いリーチに立ち向かったのか松本。宮内が切った【中】をポン!

無筋の【1マン】を切ってカン【8マン】【中】のみ1300点の聴牌を取る。これは物凄く良い鳴きに見える。

親リーチには通っていない筋が多く今なら容易に親リーチの【8マン】を切ってくれそうだし、もし【8マン】が場に出て来なかったら現物で暗刻の【2ソウ】を3枚切ればいい。それにこの手は一手替わりでトイトイの5200点や三暗刻まで付けばマンガンまで狙える。

まさに攻守兼用の手牌。

松本はここから宮内のリーチに何枚か無筋を押し通し、安牌に窮した福本の

【8マン】を捉えて1300点のアガリ、点数はたかが1300点だが怖い親リーチを蹴れた事は大きすぎる。

東3局 親・加賀 ドラ【6ピン】

今対局は物凄く鳴きが多い。福本が【白】をポン!

これに呼応するかのように宮内も【東】をポン!

展開が速い。こうなると苦戦を強いられるのがメンゼン手役派の加賀。こんなに鳴きが多いと手を作っている暇がない。

加賀が聴牌。

普段ならばドラが【6ピン】なので聴牌をとりあえず取って手牌のリャンメン変化や、最悪はカン【4ピン】やカン【8ピン】の変化を待ちたい所。

マンズのイッツーを狙っての【5ピン】【7ピン】切りもまた面白い選択かもしれない。

しかし加賀は

ドラの中ぶくれでのリーチ宣言。【5ピン】【7ピン】落としの聴牌取らずは、下家の福本や対面の宮内が仕掛けているので速度が間に合ってないとみたか。

なので加賀は鳴いている二人にリーチで圧をかけて無理やり降ろそうとしている。

しかし、このリーチには今度は宮内が押し返して

【東】ドラ1の二千点を加賀から捉える。

流石に【2ソウ】【5ソウ】【8ソウ】待ちとドラの中ぶくれでは勝負にはならなかった。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/