新井啓文の最強位への道【第1回】何度も見返すカン3ピンリーチ

最強位を目指す皆様こんにちは。
昨年行われた麻雀最強戦2020、その2万人の敗者代表・新井啓文です。
12月のファイナルからまもなく2ヶ月。
これを書いていても実に悔しい…!
最強位を獲って漫画になっていた(かもしれない)世界線。
そして開幕戦発表の記事を締めくくるこの最強位・多井隆晴のドヤ写真。
最強位への思いが高まります。
悔しさの醒め切らぬうち、
3/14(日)放送の開幕戦
「麻雀最強戦2021因縁の血闘」
に呼んでいただきました。
近藤・堀のMリーガー2人に昨年決勝で戦った本田という、歯ごたえがありすぎて顎が砕けそうなメンツです。
勝ちたいのは当たり前だが本番だけ願っても何も意味はない。
そんな願いはむしろ邪魔なだけ。
できることは独特な最強戦システムの練習を積み、卓上で冷静に最善を尽くすのみです。
3/14(日)、是非ご視聴ください。
本コラムでは12月のファイナル後から、今回の開幕戦に向けての気持ちを綴っていこうと思います。
ファイナル後、Twitter上で驚くほど沢山の方に感想をいただきました。
言葉が見つからないほど感謝しています。
暇さえあればTwitterでエゴサばかりしてました。
思えば第38期(2013年)の最高位を獲った後目立った活躍ができず、他の最高位戦選手と比べパッとしない現状に忸怩たる思いを抱いていました。
そんな中最強位には一歩届かなかったものの多くの激励のリプライを見て、「応援してくれる人がこんなにいるんだ」
と再確認でき、本当に嬉しかったです。
教室での反響もとても大きかった。
私の母親世代の生徒さん達が放送を見るため、難しいスマホで頑張ってABEMAの視聴環境を整えて応援してくれました。
これをきっかけにABEMAプレミアムに入会してくれた方もけっこういたみたいで、そういった意味でも少しだけ貢献できた気がします(笑)
実家では母と兄弟夫婦が総出で観戦。
中学生の姪は麻雀が全くわかりませんが、なんとなく面白かったようです。
麻雀に詳しくない層に興味を持ってもらえるのは、実況解説や演出のおかげでしょう。
兄には何故か会社の同僚からメッセージが沢山来ててんやわんやだったようです。
一昨年他界した父にも見てほしかったなぁ…
麻雀の仕事だけにとどまらず、放送をきっかけに人狼イベントのゲストに招かれることも。
その参加者も最強戦を観てくださった方が多く、最強戦の注目度の高さを実感した2ヶ月でした。
しかし惜敗を労ってくれつつも、プロ仲間によく話題にされた選択。
それは実質敗着となった東2局、自分のスタイルを崩した焦りのカンリーチ。
私の麻雀をよく知る人はみな口を揃えて、
「新井さんならテンパイ外しでもっと深く構えると思った」
と言うのです。
仲のいい浅井裕介に至っては、決勝後会った第一声が
「何やってんのよー」
でしたからね。
ファイナル初日から満足な麻雀が打てていたのを、たった一回の選択でフイにしてしまった。
今でもあの時河に並んだ4000オールを思い出してしまいます。
あまりにも大きな逸機と引き換えに直視した自分の弱点。
より強く自身に叩き込むため、決勝戦東2局は数えきれないほど見返しました。
(インタビューは恥ずかしくてあまり見てません)
そして見れば見るほど痛感するのが多井の強さ。
1個たりとも判断ミスがない。
あまりにも高い壁です。
その多井に挑む権利を得るためには、
3/14の開幕戦で満足のいく麻雀を打ち、強敵たちに勝たなくてはなりません。
ファイナル云々はいったん忘れ、目の前の一戦に向けて前後裁断の思いで準備を整えます。
また直前の3/10には最高位戦A1リーグも開幕するため、最高のコンディションで臨むことができるでしょう。
対局日が決まってからすぐにメンバーを募り、、ひとまず3回最強戦システムの練習日を設けました。
やれることはやっておきたいですからね。
初回は2/15(月)、相手は協会A1の宮崎和樹と、最高位戦の後輩、坂井秀隆・足木優・立花裕。
2位勝ちと1位勝ちを繰り返すのですが、最強戦用に普段とは少し違ったことをすることも。
次回からは練習内容など、本番に向けた取り組みを書いていきます。
それではまた!
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