初勝利をつかみ取れ 魚谷侑未、ライバルをねじ伏せたギリギリの押しと決断【Mリーグ2021観戦記10/7】担当記者:東川亮

オーラスの親番で、とにかく連荘を狙って役牌1鳴きをする打ち手は少なくないと思われる。しかし、果たして瀬戸熊がそれをするか。安くアガったところで次局でラスになる可能性が高いなら、一発で下を突き放せる高打点のアガリを狙いたいところ。そんな瀬戸熊が【東】をいきなり鳴いたということは、打点の種がある程度あると読んだのだろう。そして、そこには役牌トイツも候補に含まれる。

多井の目には、自身の手が速度も打点も大きく遅れをとっていると見えていたはずだ。そこで無理してアガろうとするのではなく、ライバルを徹底的にケアして楽をさせないことで、ラス落ちの可能性を減らす。言葉で言うのは簡単だが、【東】のポンだけで完全に割り切れる打ち手はそう多くないと思う。

厳しいなかでも、最後に印象深い麻雀を見せた多井。Mリーグを見る際は、こうしたアガリの裏にある選択についても注目していくと、各者の麻雀をより深く楽しめるようになるかもしれない。

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