闘志は内に情熱は牌に KONAMI麻雀格闘倶楽部 伊達朱里紗がつかみとった1本のルート 【Mリーグ2021観戦記11/25】担当記者:ゆうせー

伊達の上家園田が、ホンイツで仕掛けて【6ピン】を打ってきた。

涼しい顔で伊達はスルー!

もう1枚!

スルー!! スルーです!!!

思わず敬語になってしまったが、鳴くとピンフが消えてリーチも打てなくなってしまう。連打されたとはいえ、場に出たのはまだ2枚。伊達はトップまで見据えて【6ピン】をスルーしたのだった。

(でもちょっと欲しそう)

そして伊達は、8巡目に門前で仕上げて、ノータイムでリーチに踏み切る!

バランス感覚だけでなく、格闘倶楽部らしい情熱的な思い切りも持っている伊達。

見事【3ピン】をツモりあげ、メンタンピンツモ赤赤の3200-6200。トップに躍り出る。

(さすがに嬉しそう)

そしてオーラスは黒沢の三面張リーチが入るも、テンパイしていた伊達がめくり合いを制し、トップでこの半荘を終えた。

一礼したあと、最早恒例となったウイニング水飲み。

ちなみに、私が昨日YouTubeの麻雀実況プレイでトップを取ったとき、真似をしてウイニング豆乳飲みをやってみたが、ただただ気持ち悪い絵面になっただけであった。私と同じ妙齢の男性の方は雀荘などでやるときに注意が必要だ。

伊達だからこそ絵になるのである。

この勝利で、シーズン途中ではあるが、個人スコア、最高スコア、4着回避率の三冠王になった伊達。インタビューでは、

「三冠王ちょっと獲りたい」

と語っていた。こういった正直な発言にも非常に好感が持てるし、声優としてのゆるふわオーラも合わせ持っていて、今までの麻雀界にいなかったタイプの魅力的な選手に思える。

ポーズもバッチリ決まっている。

新加入、伊達の活躍でまたもポイントを積み上げ、396.1の2位となったKONAMI麻雀格闘倶楽部

“伊達ちゃん”旋風に乗って、目指すは1位の座だ。

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