大きな悔しさと少しの手応えを胸に
中田花奈の成長物語、第2章の幕開け
文・東川亮【火曜担当ライター】2024年9月17日
8月23日、昨年Mリーグに新規参戦した「BEAST Japanext」が、チーム名を「BEAST X(ビースト テン)」に改名することを発表した。
◥◣ 重大発表 ◢◤#BEASTJapanext から #BEASTX へ!#Mリーグ 2024-25シーズンよりチーム名を変更いたします。
詳細はこちらをご確認ください。https://t.co/YLewtlWVKv
引き続き応援お願いいたします!#ビーストテン #猿川真寿 #菅原千瑛 #鈴木大介 #中田花奈 pic.twitter.com/YGoERsPfdE
— BEAST X(TEN)🐺 (@BEAST_X_TEN) August 23, 2024
心機一転となったチームは今シーズンも開幕節の出場選手をファン投票で決定。結果、1位中田花奈、2位菅原千瑛となり、女性選手2名が出場することになった。昨年は男性選手2名だったので、真逆の結果だ。
🀄今夜もありがとうございました🀄
たくさんのリアルタイム投票ありがとうございました🗳️
9/17(火)BEAST X初戦の出場選手が決定しました‼
第1回戦:#中田花奈 選手
第2回戦:#菅原千瑛 選手
いよいよ始まりますね🔥狼援よろしくお願いします🐺🐺… pic.twitter.com/Ym3Wbqfgw0— BEAST X(TEN)🐺 (@BEAST_X_TEN) September 11, 2024
中田が最多得票となったのは、もちろん彼女自身の元々の人気もあるだろう。一方で、昨シーズンは全選手中最少の14試合しか出なかった彼女の試合を、そして成長を見たいというファン心理、あるいは別の期待や思惑もあったかもしれない。
中田は開幕前の囲み取材で、これまでの守備的過ぎる麻雀からの脱却を目指そうとしていることを語っている(https://kinmaweb.jp/archives/231817)。フラットな状態で迎える大和証券Mリーグ2024-25シーズンの初戦は、自身の変化を示すにはうってつけの舞台だ。
第1試合
南家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
北家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
東1局。
中田は配牌から三色が見える手だった。道中では安全牌のを持った進行をしていたが、受け入れの広がるをキープし、守備力を下げてでもあらゆる受け入れを逃さないよう構えた。場にはピンズが高くリスキーだが、親番ということもあってか、攻撃態勢を整える。