4連勝か?首位奪還か?ボーダーへの浮上か?それとも復活への第一歩か?見る者全てが固唾を飲んだオーラスの行方【Mリーグ2021観戦記1/27】担当記者:ゆうせー

まず自分がテンパイしていることが大きい。瀬戸熊の現物というだけでなく、両脇を見ても【1ソウ】【2ソウ】が早めに切られており、【3ソウ】の景色は良さそうだ。

そして、瀬戸熊は【6ソウ】【赤5ソウ】切りリーチなので、三つの色を使ったメンツ手なら、【5ピン】【8ピン】待ちというのは考えにくい。【6ピン】【7ピン】というターツがあるのなら、赤を並べずに【6ピン】【7ピン】と切っていくはずだ。メンツ手の場合にはドラの【2ピン】絡みの待ちや、【赤5ソウ】単騎からの単騎待ち替えが多いだろう。

もちろん、亜両面やノベタンなどの複合形、そしてピンズのホンイツ【8ピン】が待ちになっていることもある。しかし、【1ソウ】【2ソウ】とて単騎などで当たる可能性は否定されていない。それならば、先ほどの読みも加えて、自分がアガリの抽選を受けられることを優先する方がいいだろう。

捨て牌から読んで、【8ピン】を打った瑞原は、

2着目の岡田から出アガリを決める。ここでのリードが物を言った格好だ。

今季は攻めの強さが目を引く瑞原。特に、この【8ピン】切りのような「読みを入れたうえで」の押しが目立っている。

この半荘では読み違えた局面もあったらしいが、毎度毎度完全に読みが当たるわけではない。自信を持って、自分の考えに運命をゆだねられていることが素晴らしいと感じる。

そんな瑞原の、

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Piratesが瑞原の活躍で首位奪還。さらにポイントを積み重ねるべく、海賊達の旅はまだまだ続く。

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