4連勝か?首位奪還か?ボーダーへの浮上か?それとも復活への第一歩か?見る者全てが固唾を飲んだオーラスの行方【Mリーグ2021観戦記1/27】担当記者:ゆうせー

タンヤオ三色ドラ1のイーシャンテンにとらずに広く構え、ストレートにアガリを見てきた。

その後放銃が重なり、厳しい点棒状況になったオーラスでも、

岡田のリーチに対して、

【4ソウ】を真っすぐにプッシュし、

良いと見ていたマンズの下目で追いついた! 【1マン】単騎でリーチだ!!

岡田と瀬戸熊のリーチ合戦は、なかなか決着がつかない。

そうこうしているうちに、

丸山もテンパイ!

意を決して、

両者に通っていない【6ピン】を打ち抜く! 待ちは【5ピン】【8ピン】だ!

瀬戸熊がリーチ棒を出したので、丸山もツモアガリだけでなく満貫の出アガリでもトップになれる。岡田はツモか瑞原からの直撃でトップ。そして、瀬戸熊はアガれば親番続行。次局6000オールで一気に逆転出来る。

一打一打、牌の音が響いていく。

勝つのは、

岡田か?

瀬戸熊か?

丸山か?

最後から2枚目の牌で決着はついた。

【7ソウ】! 岡田のアガリだ!!

祈るように裏ドラをめくる岡田。

…そうだ。

裏ドラが乗らないと、岡田はトップまでは届かないのだ。裏ドラは【9マン】

岡田の手に【9マン】はなかった。

リーチ一通、5200は5500のアガリで岡田の追い上げは惜しくも届かず2着まで。

瑞原がトップとなった。

この局、姿を消していたように見えたが、対応は完璧であった。

ドラポンをした丸山の【赤5マン】切りを見て、打【2マン】ホンイツの可能性を考えて鳴かれる可能性があるピンズは打たず、手にとどめる。そして、

次巡、【8ピン】を引いて打【4マン】。さっきポンされていないから、と甘えて【8ピン】を切るようなことはしない。

そして、

ツモ【3ピン】で打【4ソウ】。下家岡田と対面瀬戸熊に危険なソウズを逃がして、将来の安全牌も貯め込み、

3人の攻撃を受けたときには盤石の構え。

「気配を消している、いないと感じる」ときは、得てして「手牌が危なっかしくない、放銃する心配がない」ときだ。

ツモアガリや、満貫の出アガリでまくられてしまうこともあるが、この手牌で自分に出来るのは、いたずらに鳴かせないこと、きっちり守りを固めること。

この守備意識と対応が横移動でのトップをもたらした。

そして何より、この半荘での瑞原の勝因は、

南2局の親番で、

この【8ピン】を押せたことだろう。

【發】を鳴いた2900の手。対面の瀬戸熊は【6ソウ】【赤5ソウ】を手出しして、リーチを打った。

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