泣いても笑っても地球代表が決まるオーラス。
親の小林がここにきてかなりの好配牌。
多井は少し厳しいが……
堀・たろうはかなり好配牌。
トップまで1300・2600条件のたろう。ここはドラをツモ切り。ドラを使ってのアガリよりも今ある形でメンピンまっしぐら、ツモ裏条件にかけたほうがいいという判断だ。
小林はこの形から打
。ピンズのノベタン形を嫌って打点のあるリーチが早く打てる手組とした。
多井がイーシャンテン。この
を……
堀がチーして今にもアガりそうなイーシャンテン。
ファースト聴牌は……
多井だ! 一気通貫のペン
待ちリーチ。
は堀に暗刻だが……
唯一
が出る牌、
を堀が持ってきてしまう。
現物![]()
待ち。当然降りる余地があるはずもなく……
多井が8000のアガリで一気にトップをかっさらった。
さてこの半荘を見て、皆様も誰を地球代表として送り込むか、満場一致で決まったことだろうか。
A「やっぱり多井でしょ。この半荘もトップ取ったし、最速最強!」
B「いやいや最後こそ放銃で3着落ちになったものの、そこまでの打ち回しはパーフェクトだった堀でしょ」
C「この半荘を裏で支配していたし、やっぱゼウスよ」
D「シカケテヨシ、マゲテヨシ、コバヤシ、サイキョウ」
……
ここは公平に、優勝したチームに行ってもらうことにしよう。

日本プロ麻雀連盟所属・35期後期生。麻雀と着物と民俗学が大好きなプロ雀士。
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