堀は心から楽しんでいるのだ。
逆境で強者と牌をまみえることを。
そんな追う立場となった堀の手牌はこちら。↓

ドラ赤赤のチャンス手。ピンズの4連形を生かしたいところだが、何を切ってもロスが激痛だ。
堀はを切って形を決めた。
そして絶対落とせない親番の多井。

イーシャンテンにとるなら打か
だが…

多井は戒めるかのように自身の頬をピシャっと叩いた。
一打も漏らすな。今年こそ、ABEMASが優勝するんだ。

バカみたいに信用を寄せてくるアイツらのため。
4年も待たせた、ABEMASサポーターのため。

そして多井は2シャンテンに戻した。ドラそばのとピンズの良形を選べない以上、柔軟に構えるよりない。
そして

堀からリーチが入る。
打がうまくいった格好だ。

多井も追いつく!
を切っての追っかけリーチ!
激しいめくり合いは終盤まで続く。
ここでめくり負けたら、ほぼ優勝は消える。

多いが願いを込めてツモ山に手を伸ばす。

ツモ! 1000は1100オール! 望みをつないだ!
ただ、さきほどからとにかく安い。
多井はこれで4回目のアガリとなるが、そのアガリ全てにおいてリーチを打っているのにも関わらず、裏ドラも乗らずにマンガン未満なのだ。
毎回都合よくアガれるわけではない。
早く高打点を…!
そう思っていた南2局2本場、チャンス手が舞い降りる。

まずは自風のをポン。
そのを加カン。
さらに…

相変わらず、ドラこそ乗らないものの、テンパネして出アガリ5800、ツモって2300オールの手になった。
しかし、またしても堀からリーチが入っている。
何度も立ちはだかる小さな天才・堀慎吾。
「ここが至極の一局だった」
と語る堀の手牌はこちら。↓

堀はここからのトイツ落としを敢行した。
さきほどはから
を打って形を決めたが、今回の
は残してタンヤオを追ったのだ。
このピンズ残しが

ズバリハマる!
高目タンピンとなるでリーチを打てたのだ。
このリーチを受けた多井。

も
も通っていない。
しかし退路はもう無い。
多井はアガリやすさをとってを切った。
またしても堀、多井のめくり合いが続く。