【西原理恵子 & 山崎一夫】ルール説明を聞いてからゲーム!!

ルール説明を
聞いてからゲーム

フリーの主流はピンと点5ですが、レートの違いだけでなく、ピンの場合は店によってウマが大きく違う合があります。
初めての店では必ず先に聞いておきましょう。

1-2か1-3ならチップも500相当ですが、それ以上ならかつてリャンピンだった店が、表向きピンを装っていることが多い。
ウマ2-6でチップ1000なんかでウッカリ打って負けると、ひどい目にあいます。

しかも、店によっては「なんちゃって東南戦」もある。

東南戦と表記してあるものの、南入条件がほぼ無しに等しい設定で、実質東風戦の店です。
今から20年以上前に都内で大流行した、2-2-6-チップ1000の東風戦には今も根強いファンがいるんです。

バブル時代でも家庭崩壊、破産者続出、行方不明者も数知れずの麻雀なので、近づかないほうが賢明です。

ただし、ギャンブルとしての麻雀はレートが高いほど、ゲーム代やテラ銭の比率が下がりがちなので、雀ゴロを目指すなら話は別。
もし点5でゲーム代負けしていないという人なら、レートを上げるればかなり勝てるハズです。

20分ひと勝負で平均時給二千円くらいじゃないでしょうか。

 

私が10年くらい前に打ってた、ネット麻雀のハンゲームでは、平均収支の上限が上位ランクの人でも800くらい。
これはソフトピンの私の店の従業員のでデータでも似たようなもの。

これをリャンピンに置き換えてゲーム代を控除すると、だいたい先の時給くらい。
ただし東風戦しかも1本場1500に慣れてないと惨敗の可能性が高いです。

半チャン戦の半分以下の時間で打ち切るのが普通で、仕掛けやアガリが早くて模打そのものも早い店が多い。
東風戦とは呼ぶものの、実際には南風戦でオーラスまで平均5局ちょいの短期決戦なんです。

これは腕の良しあしというよりも慣れの問題ですが、慣れるまでにけっこう負けます。
初めてのお店ではゲームの前にレートとルールはめんどうでもちゃんと聞いておきましょう。

 

リーチ手とノミ手では
第一打が逆

現代のフリー麻雀はリーチが主流。
主流がゆえに、リーチさせないこと、未然に防ぐことも重要です。

「リーヅモ・赤裏2枚オール!」

麻雀で費用対効果が一番効率がいいのがマンツモです。
逆に悪いのがダマの2000とザンクです。

データ無しで言い切っていいのか多少の懸念はありますが、時々述べている得点のS字カーブにだいたい当てはまります。
毎回マンガンが狙えるならいいんですが、どう見てもダメな配牌も多いですよね。

そんな時は千点キックです。

なんとか1ハン付けるために、第一打は端牌を切ってファン牌を重ねる努力をします。
首尾よく重なったら、バックでしかけてもかまいません。

昔から東風戦ではバックは常識で、現在の東南戦でもオーラスなら常識ですが、これを東南戦の東1局からでもやるんです。

短くするのに慣れている人は、短い手牌での防御の学習量が多いので意外と振り込みません。
また短い手牌は、牌効率と鳴き効率の答えがハッキリ出るので、こちらの訓練にもなります。

後付けで(昔は先付けと言ってたからややこしい)仕掛けて、途中ポン中付けの予定が、相手のリーチの発声と同時に出て来た場合は、鳴かずに安全牌にすることもできます。

クズ手から1ハン拾うためにはファン牌を重ねたいですが、逆にリーチに行けそうな手ならどうでしょう。
私は端牌よりも先にファン牌を切ってます。

クズ手の人がファン牌を重ねる前に処理したいからです。

序盤のオタ風の切り順は下家の風から、の逆ですね。

こちらは上家が重ねてから切ればポンが入って、自分のツモが増ると。
実感できるほど、数値化できるほどの効果があるかは疑問ですが、切り順を決めておけば楽です。

タンピン形の手ならファン牌が重なっても嬉しくないし、鳴く気もないし、トイツ落としまである。
それなら相手が重ねないうちにということです。

ポンされるのとロンされるのは、メンツを作らせるという意味では同じで、ロンが4メンツ目なだけ。
ロンされないために早めに処理するのと同じように、ポンされてのみキックをされないようにしましょう。

 

裏ドラの可能性は
コントロールできるのか

同じ色の孤立した1と9は左右対称の端牌ですが、裏ドラ発生装置としては9が僅かに有利です。
ノベタン形から1枚切ってリーチなら数字の大きい方を切る。

5678ならそれでいいんですが、2345なら5よりも2を切るのが普通です。
裏ドラの小さな可能性よりも、なるべく安全なほうを切るのと、捨て牌を弱くしないためです。

私の場合、裏ドラを見て

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