第一試合 歌衣メイカvs多井隆晴vs天開司vs千羽黒乃
【文・縦鳥千波】
通称神域リーグが2022年5月8日に第一試合が行われた。
【#神域リーグ レギュレーション】
■Mリーグルールに準拠します。
ただし大会機能で設定変更できない部分は雀魂の仕様が優先されます。■各選手の規定参加試合数は以下の通りです。
Sランク 6試合
Aランク 7試合
Bランク 8試合
Cランク 9試合■最終節は3試合同時に行います。 pic.twitter.com/Erb7UJk3ea
— 神域リーグ【公式】 (@shiniki_league_) April 25, 2022
神の名を冠する4つのチームの選手たちにはSからCまでのランクが決められていて、選手の誰もが、麻雀が強いわけではない。むしろ、ランクが下の選手ほどたくさん出場する必要があり、Cランクの選手の成長が重要である。
麻雀を打っているときは一人かもしれないが、その打牌にはチームで練習や勉強をしてきた影響があって、麻雀経験の少ない選手の成長ほど、「チーム」の実力がでるのではないだろうか。
第一回では、上手にできなかった選手もたくさんいるだろう。でも神域リーグはそこが見どころである。選手たちの成長を楽しみたい。
【第一試合】
チームアトラスからは高打点をとにかく狙う漢気麻雀、歌衣メイカ選手。
チームアキレスからは最速最強のプロ、多井隆晴選手。
チームゼウスからは神域リーグの主催者である、天開司選手。
チームヘラクレスからは、麻雀歴1000年、千羽黒乃選手。
SからCまでバラバラのランクの選手が先発となった。
記念すべき第一試合・1局目はチームアキレスのたかポンこと多井隆晴がポンから最速テンパイをいれる。
そこへ追いついた天開司。
タンヤオのつかないカンでリーチ。試合後に「待ちがいいほうでリーチしたが、タンヤオに後で気づきミスだった」と本人は反省していた。
しかし3や7待ちよりも8待ちのほうがアガりやすく、和了率を取るならいい選択だがバーチャル債務者らしい選択はハイリターンをとる切りリーチだっただろう。
結果は俊足の神アキレスのチームらしく、最速最強多井がリーチに通りそうなを打った歌衣メイカから神域リーグ最初のアガリを決めた。
東2局
を切ればカンのテンパイにとれる千羽黒乃。
しかしを自摸切り、三色と一盃口変化をみてテンパイ外し。
そして、みごと高め三色のテンパイをしてリーチ!
結果は安めを引いたが裏がのって5200の自摸。打点をみたおみごとな手順だ。
東3局
配牌、とが対子だった歌衣はをポンして、一向聴にとらない打。
ドラを使う打点や大三元をみた漢気のある一打だ。
下家の天開からリーチが入ったところで、歌衣もテンパイ。無筋のドラを恐れず勝負! 見事リーチから3900を打ち取った。Cランクの選手ではあるが、バランスのいい手組や、押引きがSランクな1局だった。
東4局
多井隆晴は対面の天開からリーチが入っているところに、上家からがでる。
これをチーしてを勝負。これが5200の放銃となった。
放銃とはなったものの、トップが大きいルールで親番、はが早いため、無筋の中では通しやすい牌だ。これはテンパイをとって放銃すべきだろう。
アキレスの控室配信(https://www.youtube.com/watch?v=MtcbTWrb6cY)では咲乃もこが、「これくらい押していいんだ」と反応していた。多井は、チームメイトに向けて「こう打ちましょう」というお手本のような麻雀をしていたように思う。
この日は出番がなかった咲乃だが次は、普段守備的な彼女のトップ取り麻雀に期待だ。
南3局
この局最初にテンパイをしたのは天開。出アガリ5200、自模って8000のテンパイをでダマテン。冷静にに変えてダマ続行。早い好形はリーチしたくなるところだが、リーチしなくても打点があるうえに、あがればトップ目でオーラスを迎えることができる。状況を理解した素晴らしい判断だ。
対面の多井も三色ドラ1の一向聴。下家の千羽は純チャンや一通をみた進行だ。
そこへ千羽はフリテンのテンパイ。ダマを選択。
おそらく、トップ目の南3でなければリーチしていただろう。
さらに終盤、多井の先制リーチ。
カンとの待ちを選べたが、待ち選択は単純な見た目枚数と、赤ドラを考慮したカンでのリーチ。まさにお手本だ。
3人テンパイのなか、結果は千羽が自摸2600オールのアガリ!
リーチせずとも大きなアガリだ。
南3局2本場
トップが少し抜けた状況で、歌衣に、早い好形ドラドラのテンパイが入る。
もちろんリーチ!