第二試合 郡道美玲vs白雪レイドvs松本吉弘vsFra
【文・縦鳥千波】
チームアキレスからは、チームのアキレス腱と、多井監督に呼ばれた郡道美玲選手が登場。初戦4着の監督の、スコアを取り返せるか。
チームアトラスからは仕掛けの多いスタイルのAランク白雪レイド選手。チーム2連続トップにエイムを合わせていきたい。
チームヘラクレスからは松本吉弘選手。6回しかないSランクの出場枠!
チームゼウスからはラッパーのFra選手。和了を先取。ききたい拍手とワードチョイス。期待です!
東1局
まずは先制でドラドラ一盃口のテンパイを入れたFraがリーチ!
そこへ完全一向聴をいれていた白雪レイドも追いつきもちろんリーチ!
最初から好形でぶつかる。
安牌に困った郡道美玲は上家に通っていない打。
これは打が良かったと、試合後に反省していた。また、時間が限られている大会のため、事前に安牌を探すという改善策がでていた。次からの試合に期待である。
結果は白雪がFraから2600ので出アガリ!
大事なめくりあいを制した。
東2局
先制テンパイをいれていた親の松本吉弘のところへ、対面の白雪から早いリーチが入る。
ドラを引いた松本だが、これもプッシュ! 当たったら高いとはいえ、序盤のリーチで放銃率はかなり低い牌だ。押したほうが圧倒的に得だ。
見事テンパイを維持した松本が2900をリーチしていた白雪からアガる。
ここから、松本の連荘が始まる。
まずはとのシャンポンでリーチ!
1枚しか残っていないががねらい目で、うれしい変化が少ない手牌で、親の先制リーチの価値が高い。
そこへ一向聴をいれていた白雪がをひいてしまう!
白雪の選択は打! 放銃を回避した。
が4枚きれたことをちゃんとみた丁寧な一打だ。
海底で郡道がかを切ってテンパイをとれる場面。
郡道選手はドラのを切ってテンパイ!
筋のがとっていて、ドラではあるがを先にきってあることや、が四枚見えていることから、手順上当たりにくい牌である。
ドラではあるがしっかり勝負して、テンパイ料をもらった。
テンパイ料をもらうか支払うかで、2500点変わるため、実は大きな差だ。
そして、流局で親は連荘。
続く2本場
白雪はターツオーバー雀頭がないところであるがをポン!
やはり、鳴かないと和了率が大きく下がる。また、供託があるため、アガリの価値が少し大きくなる。彼らしい仕掛けがでた。
そこへ親の松本が自模って跳満以上確定の三面張リーチ!
打点も待ちも十分な親リーチだ。
白雪もテンパイ! これをアガって親を止めると値千金のテンパイだ。
しかし、結局、松本が自模り、6000オール!
東2局4本場
親がまたもダブで仕掛けをいれているところ。
テンパイをいれた郡道、一巡迷ったが、やはりリーチ。
全員がやを切っており、カンは場況がいい。打点は低いが、リーチしたほうがいいだろう。恐れずリーチしたのが素晴らしい。
一方、場況の悪そうなペンでテンパイしている白雪はダマテン。
Fraもホンイツの一向聴まできている。