【神域リーグ第1節観戦記】第三試合 因幡はねるvs鈴木たろうvs天宮こころvsルイス・キャミー【文・縦鳥千波】

東2局2本場

七対子のテンパイのルイス。
いい単騎を探すのかリーチするのか。

赤ドラ自摸の可能性のあるほうで即リーチの選択!
自分の河の見た目では【5ソウ】がでてもおかしくない。
リーチの強さと七対子のリーチしたときの強さを考えると、即リーチは素晴らしい選択だ。

 

七対子のリーチをうけている因幡。一番安全そうな【赤5ソウ】を切って一向聴をキープできるが放銃してしま…

わず中筋の打【6ピン】で放銃回避となった。
【3ピン】切ってリーチにドラ表示牌の【6ピン】は実は中筋でも危険である。
【3ピン】【5ピン】【7ピン】から【3ピン】を切る形で、【4ピン】【6ピン】【8ピン】から【4ピン】切ってリーチに【7ピン】が当たるのと同じように、危険といわれるリーチ宣言牌の筋となる。
他の人なら【5ソウ】で放銃していたかもしれない場面であった。

最後はルイスが七対子を自模って3000・6000! おみごとなリーチだった。

東3局1本場

ラス目の因幡は【9ピン】ポンから発進。
なかなかできない人も多いと思うが、トイトイも狙える上に、速度もあがるいい仕掛けだ。
次の【3マン】スルーしてしまったのはミスだったと本人が語っていた。

ラス目でもしっかり、面前にこだわらず仕掛けてあがったのは素晴らしい判断だ。

南1局

早いリーチを受けた親番の因幡。
両面テンパイだが、【9ピン】で安全な打牌。
【9ピン】【1ソウ】と安全そうなので、降りきれそうではあるが、ここはぜひ【8ピン】勝負をオススメしたい。
親番の両面は基本的にしばらくリーチのつもりで押したいところ。
守備的な意識が高いのかなという印象を受けた。これもまた、試合を重ねるごとに変化があるのか注目したい。

 

チンイツの一向聴となった天宮。
【9ソウ】のポン出しに【白】ではなく【7マン】を勝負!
【白】は重なったら重なったで使える可能性があり、ラス目でこの手は絶対いくぞという意思のかっこいい選択だ。

そのまましっかり待ち選択をし、12000をたろうから出アガリ! 素晴らしい。

南4局

ルイスがトップで1つ抜けて、他3人が並んでいる状況、とにかく早くあがりたい。

因幡は【1ソウ】対子落としで、安全牌をかかえつつ仕掛けのきくタンヤオに向かう選択。
守備と速度のバランスをうまくとるのがうまい。

天宮はここでシャンテンを戻す打【9ソウ】
こちらも、シャンテンは戻すが好形になりやすく仕掛けのきく形にする選択。最速最強が監督なだけある。

親のたろうが先制リーチしているところ。

ドラゴンガール天宮はドラの【8ピン】単騎がドラを切っての三面張かの選択で、ドラとさよならする選択。

すぐに【8ピン】がたろうから出るも、【3マン】満貫のアガリを決め二着に浮上!

アトラスの監督の村上淳のような七対子やホンイツを決めたルイス、 花鳥風月戦やペア大会 で 同じチームの二人がワンツーフィニッシュという結果となった。。

まだまだ、リーグ戦も始まったばかりではあるが、今日は上下にはっきりわかれるチームポイントとなった。
Sランクの選手が4着をとったチームが沈んでいるが、あと5回の出場チャンスで必ず巻き返してくるので、いつ次に出場があるのか楽しみである。

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