結果は――。
鳳凰位が、最後まで決め切った。
望みを断ち切る、静かな一撃。
鈴木に与えられた猶予は、1巡しかなかったのだ。
700.1300。そう告げられた小林と鈴木の心中は、どのようなものだっただろうか。
決勝卓勝ち上がりは
の2名となった。
終始強気に攻め切った佐々木の打ち回し。
最終局早い段階で受けに回る判断を下した渋川も見事だった。
最強戦の申し子と呼ばれた最高位鈴木優は、予選敗退となった。
しかし、今日の対局で誰もが感じたのではないだろうか。
鈴木優と最強戦の因果が、これで終わるはずはない、と。
もう一度この舞台にやってくる鈴木優の姿が見られると、私は信じている。
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924
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