【 #神域リーグ 第7節観戦記】第20試合 歌衣メイカ vsFra vs 渋谷ハジメ vs 咲乃もこ 【文 #縦鳥千波 】

切ったのは【發】【3マン】がかなりはやく切られていて【2マン】は通りそうだが、何をやっているか、わからない仕掛けに【2マン】も切らなかった。

実際、最終的に【2マン】は待ちになった。

渋谷選手はテンパイして待ち選択だ。

【2マン】を切って放銃となった。
しかしここで、松本監督から注意されたのは、待ち選択ではない。
リーチをしなかったことだ。
松本監督は【6マン】切りなら、一盃口がついて5200あるため、リーチなくてもいいが、ここで、【2マン】切ってリーチなかったのは漢気が足りなかった」と語っていた。

3副露してからテンパイまで長かったが、結局アガったのは歌衣選手だった。

【渋谷選手の手組②】

ラス目で、イーシャンテンとなった渋谷選手。

【8ピン】とし、受け入れ最大には取らなかった。
ラス目のため、点数がほしい。三色を強く意識している他、【2マン】【5マン】【8マン】引きで平和とタンヤオがつく可能性があるため、打点を意識したいい手組だ。

ドラの【5ピン】を引いてここで打【2マン】【6ピン】引きや【5ピン】引きが嬉しい。

【6ピン】を引いて【8ピン】切ってリーチ。三色をみることもできたら【9ソウ】でのアガリが期待できそうなため、【8ピン】切りがいいだろう。

結果、三色を逃したがいい手組でアガりきった。

【咲乃選手のトップを狙った選択】

全局で放銃して、ラス目になった咲乃選手にはチャンス手が入った。

【3ピン】として、三色をみた。思わず打【2ピン】としてしまいそうだが、受け入れ枚数は打【3ピン】のほうが広い。

ここで、上家から、【4ピン】がでて満貫のテンパイにとれるが、咲乃選手はこれをスルーした。
三色でツモれば三倍満まである手なのだ。一撃でトップになることができる。トップをみた、思い切ったスルーだ。

渋谷選手からリーチがきてから、チーテンをいれた。

チャンス手だったが、結果は流局となった。アキレスの優勝を意識した、咲乃選手の選択がみれた局だった。

【お前が全部正しいよ】

トップ目でオーラスをむかえた歌衣選手。ドラ3あり、七対子のイーシャンテンだ。

ドラの西がでるとすぐにポン! 七対子のイーシャンテンから仕掛けのきくトイトイのイーシャンテンに向かった。
守備力は七対子のほうがあるだろうが、トップをとるならとにかくアガリにいきたい。

鳴きにくそうだった【5ソウ】もポンできてテンパイからのツモ!
積極的に仕掛けを多様した攻撃的な選択がハマった。

何点アガってもトップだったが、素点まで稼いでしまう跳満のツモ!

積極的な選択で高打点を決めた歌衣選手がトップ。
この日アトラスが連勝となった。
Fra選手は試合後のインタビューで涙声で、「ミスが多すぎた」と反省していた。私からみると終始安定したいい打牌ばかりだったと思う。
違和感のない打牌ばかりだと話題にあまりあがらないのだ。
咲乃選手も、ランクAらしい、いい選択がみれて、いい内容の麻雀だった。
渋谷選手もいい手組をよくみれたが、個人ランキング上位対決では敗れてしまった。

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