ランウェイを突き進め!
KADOKAWAサクラナイツ
岡田紗佳はもう
絶対に焦らない。
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2022年 10月 13日
1戦目
東家:鈴木優(U-NEXT Pirates)
南家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:黒沢咲(TEAM RAIDEN / 雷電)

解説 河野直也 実況 日吉辰哉

岡田は苦悶の表情を浮かべていた。
東2局、

3件リーチに囲まれてしまったのだ。

真剣な顔だ。
「顔は5200」と自称する岡田。
…1ケタ間違えているのではないだろうか。
どう考えても48000はありそうだ。ならば、ボディーの戦闘力は53万といったところか。
そんな岡田が選んだのは、

だった。

対面の優には現物。上家の松ケ瀬にはスジ。
あと1回ツモ番があるので、2枚ある牌を選択したいところでもあった。
「ロン」

声を上げたのは黒沢だ。

倒された手牌を見やる岡田。

リーチ赤。2600点のアガリ。
岡田としては、比較的安く済んでホッとしたところだろう。

落ち着いた表情だ。
試合前、岡田は「自身がポイントを失っても焦らない」と語っていたそうだ。
「チームが勝つことが大事」
去年のレギュラーシーズンは不調に苦しんだが、その経験が試合中の岡田を冷静にさせる。
東3局。親番の岡田は、

を引き入れてイーシャンテンに。
岡田はここから、

を放った!

対面の優に対して赤牌を逃しつつ、その優の河に安いソウズに狙いを定めた格好だ。

3巡後にテンパイし、リーチをかけた!
一発目のツモは…