俺たちのエース園田賢はドリブンズに1ヶ月ぶりのトップを持ち帰ることが出来るのか?【Mリーグ2022-23観戦記11/3】担当記者:ゆうせー

愚形部分が選べないので、一番強い部分を固定して6ブロックに構える。

一つムダヅモを挟んだ7巡目。

ツモ【6ピン】で678三色が見えてきた。

ターツの優劣がついたので、ペンチャンを払って5ブロックに。丁寧かつ正確な進行だ。

次の変化は9巡目。

アツいカンチャン引き!

一気に勝負手になった! 打【9ピン】として目一杯に構える。

(いいんですか… こんな順調なツモで…)

どことなく不信感漂う表情で手牌を見つめる園田。

次巡、実況日吉の声が響き渡った。

日吉「きたーー!!!やばすぎる!!!」

絶好の【7ピン】を引き入れてテンパイ!

あの、

ぺんぺん草も生えないような配牌を、

あまりにも美しいメンピン赤ドラ、高め三色の手に育てた園田。

さぁ、あとはアガるだけ。

しかし、

岡田が押してくる。

好形イーシャンテンから、【5ソウ】【8ソウ】のひと筋プッシュを敢行だ。

園田が次に持ってきたのは、

ドラだ!

「ポン」

目を瞑る園田。

声の主は仲林。

【4ソウ】でテンパイ。ドラポンを引っさげてリングに上がってきた。

(またか… またあと1枚が届かないのか…)

園田の心の声が聞こえてくる。

だが、今日は違う。

お祓いにも行った。お弁当に牛小鉢と卵も追加した。

そして、

もう負けるわけにはいかないんだ!

「6000オール」

力強い発声とともに手牌を倒した園田。

メンピンツモ三色赤ドラ、親の跳満ツモでリードを築く。

東3局1本場は、

勝負手の亜樹から、岡田が【6ソウ】を捕らえる。

リーチドラ1、2600は2900のアガリで、園田の親を落とす。

東4局、園田の手が止まる。

リャンメンテンパイを果たしたシーンだ。平面ならリーチをするところだが…

立体図を見てみよう。

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