あなたもゼウスになって奇跡の逆転トップが取れるか? 鈴木たろう何切る全5問!【Mリーグ2022-23観戦記11/17】担当記者:ゆうせー

そのハネマンテンパイとなる、②打【3マン】③打【4マン】の比較はかなり難しく思える。

たろう視点では【3マン】が4枚見えているうえ、上家と下家の【3マン】の切り出しが早い。

序盤に【1マン】【1マン】【3マン】から打【3マン】、というのは考えられるが、【2マン】【2マン】【3マン】から打【3マン】は考えにくい。上家か下家にトイツで持たれているなら【1マン】の方だろう。

【2マン】にはかなりの期待が持てると言えよう。

ただ、瀬戸熊が【2マン】をトイツで持っている可能性もある。瀬戸熊は相当タンヤオに見え、両脇が【2マン】を持っていないならば、相対的に瀬戸熊が【2マン】を持っている可能性は上がるだろう。

そう考えると、トイツで使えない1枚切れの【西】を狙う方がわずかにいいように感じる。もちろん止められてしまう可能性はあるが、それは【2マン】とて同じだ。ということで、わずかに②打【3マン】としたシャンポンの方がいいかと思うが、どうだろうか。

たろうは、

【5マン】を引いてきたあとに、

【西】をツモ! 【1マン】は滝沢も持ち持ちで、これが最後のアガリ牌であった。

たろうの手牌を見つめる白鳥。

役役ホンイツドラドラ、3000-6000のツモアガリでなんと白鳥を逆転することに成功。

しかし、点差はわずか。

南4局、親番滝沢のリーチが入るも、

白鳥は斬り込んでいく。残した現物の【7ソウ】にくっつけてのピンフテンパイ。

「ロン」

しかし、ここで切った【3マン】が滝沢への放銃となってしまう。リーチピンフ赤の5800。

滝沢は、

6巡目のこの打【9ソウ】が秀逸だった。打【5ピン】とするとテンパイ枚数は多いが、マンズ引きが全て愚形テンパイになってしまう。

345の三色と好形を見ながら、焦らずに作り直す道を選んだ。

結果、ピンズで1メンツを作りきってのリーチ。

白鳥にとっては痛い放銃となったが、これは滝沢を褒めるべきだろう。

これで、白鳥がたろうを7400点差で追う形に。

南4局1本場

逃げ込みを図るたろうは【中】をポン。

すぐに【4ソウ】をツモってテンパイだ!

第5問

どちらを切ってテンパイをとる?

【4マン】 【8マン】

【Mリーガーの選択】

たろうは、

【8マン】を切った!

【筆者による考察】
まず、枚数が【5マン】待ちの方が多い。さらに、手替わりも打【8マン】の方が豊富だ。【2マン】【2マン】【4マン】【6マン】に構えておけば、ツモ【2マン】【3マン】で待ちが良くなるのも大きい。【3マン】チーで単騎待ちを変えていくことも出来る。

枚数と変化を重視して、ここは基本通りに内に寄せる②打【8マン】がいいだろう。

これをアッサリとツモってゲームセット。

持ち前の創造力と破壊力で、一時は45000点あった差をひっくり返したゼウス鈴木たろう

その打牌を、たろう本人は「いたって普通の選択」と評しているが、我々が真似をするのは大変なことだ。

そんなたろうの思考をトレースして、見事全問正解された方は、

来週ぜひ、週間1位ドリブンズの選手に配られるくらいの、豪華な豪華なお弁当を食べましょう。

 

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