残りの山には、松本の当たり牌が3枚・魚谷が2枚・岡田が3枚生きていた。(松本がを掴んだ場合は、頭ハネで岡田のアガリ)
決着はその直後だった。
風を切ってツモってきた松本の手には、無情にもが掴まれていた。観念したようにそっと河に置き、岡田からロンの声がかかる。
安目だが、一発がついたことにより三倍満となる。
24,000点の出アガりにより放銃した松本はラスへ転落。岡田は突き抜けたトップ目となる。
その後滝沢・魚谷の親番でも岡田は冷静な守備を見せ終局。サクラナイツ今期10勝目をチームにもたらした。
直近不調が続き、メンバー全員がマイナスポイントに転じていたサクラナイツだが、今回のトップで岡田が再度プラス域へ。ただ
このような状況でもチームメイトへの信頼は熱く「みなさんいつの間にかプラスになっていると思うので大丈夫」と話していた。
今回のトップによりチームランキングは一気に4位まで上昇。混戦が続く中盤戦を一歩リードする形となった。
苦戦を強いられる中でも、チームメイトを信頼し冷静さを保つサクラナイツ戦いは続く。桜が舞う来春、2度目の優勝シャーレを手中に収める日まで。
日本プロ麻雀連盟所属プロ。株式会社AllRuns代表取締役社長。業界を様々なやり方で盛り上げていくために日々奮闘中。Mリーグ観戦記ライター2年目。常に前のめりな執筆を心がけています(怒られない範囲で)。Twitterをフォローしてもらえると励みになります。
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