友添敏之が全連対で首位快走! 浜野太陽・坂本大志が初トップ獲得、2位以下は大混戦に 風林火山オーディション準決勝レポート【7月13日】

友添敏之が全連対で首位快走! 浜野太陽・坂本大志が初トップ獲得、2位以下は大混戦に

EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション、準決勝2日目。4日間の日程で各選手1日2戦ずつ戦い、上位2名が決勝進出、下位2名が敗退。3位から6位までの4名が敗者復活戦に臨む。

現時点での順位はこちら。この日で折り返しとなるため、特に下位にいる面々にとっては、まずは敗退ライン脱出となる6位以内に入りたい。

■2日目第1戦

 

東場を終えてトップに立っていたのは、この日が始まった時点で首位につけている友添。しかし南場、友添に前に浜野が立ちはだかった。南3局、友添がカン【2ソウ】待ちでリーチを打つも、浜野が4枚持っていた【2ソウ】を暗カンし、友添の待ちを握りつぶす。

 

 

さらに終盤にチーを入れると、鳴きで友添に流れた【3ピン】タンヤオドラドラ赤赤のヤミテンで追いついていた平良のロン牌。友添が8000を平良に放銃して3番手まで後退し、替わってトップに浮上した浜野がオーラスも自力で決着、準決勝初勝利を収めた。

1位:浜野太陽 +52.1pt

2位:友添敏之 +4.3pt

3位:平良将太 ▲16.2pt

4位:本田朋広 ▲40.2pt

■2日目第2戦

第2戦は長村が開局早々2000-4000のアガリを決めると、迎えた東2局の親番では積極的なソーズ染めが功を奏し、本田のリーチをはね除けてチンイツドラの6000オールを決め、早々に大きなリードを築いた。

長村がリードを守り切って無難に逃げ切るかと思われたが、そこで食らいついたのが小沼。オーラスの親番で連荘して長村まで満貫ツモ圏内まで迫ると、3本場ではリーチ一気通貫、ツモれば長村を逆転するカン【5ピン】待ちリーチで勝負に出る。

しかしここは長村がかわしきり、準決勝2勝目を挙げた。

1位:長村大 +76.7pt

2位:小沼翔 +16.5pt

3位:浜野太陽 ▲32.9pt

4位:本田朋広 ▲60.3pt

■2日目第3戦

3戦目は開局早々、友添が【發】【中】ホンイツトイトイ混老頭の倍満を坂本から出アガリ。迎えた親番ではリーチ一発ツモ赤の4000オールを決め、序盤から大きなリードを作る。その後も他者のアガリを蹴りながら局を進め、68700点の大トップを決めた。

準決勝で苦戦が続く坂本は、オーラスの親番で早々に門前チンイツテンパイ。一気のリカバリーを狙ったが平良にかわされてしまい、大きなラストとなってしまった。

1位:友添敏之 +88.7pt

2位:平良将太 +7.4pt

3位:松ヶ瀬隆弥 ▲27.8pt

4位:坂本大志 ▲68.3pt

■2日目第4戦

準決勝では厳しい戦いが続いていた坂本だったが、この半荘では鬱憤を晴らすかのようなアガリを連発。東2局のリーチピンフツモドラドラ赤で3000-6000を皮切りに、2000-4000ツモ、5800ロンと3連続のアガリで大きく点数を稼ぐ。

しかし、その坂本を追い詰めたのが小沼。南場の親番が落ちてから2度の満貫を決め、満貫ツモで逆転トップというところまで迫る。

 

 

オーラスではマンズの一色手模様の坂本に対し、マンズのドラターツを払ってまでピンズのホンイツに向かい、それでも【3マン】を止めると再度チートイツで復活、柔軟な打ち回しでテンパイまでたどり着く。最後はリーチ宣言牌の【5ピン】が松ヶ瀬への放銃となったが、非常に見応えのある麻雀を見せてくれた。大きなトップを獲得した坂本は、これを反撃の狼煙としたいところだ。

1位:坂本大志 +72.1pt

2位:小沼翔 +20.0pt

3位:松ヶ瀬隆弥 ▲29.2pt

4位:長村大 ▲62.9pt

準決勝はこれで全日程の半分を消化。友添が大きく抜け出した形となった一方で、2位以下は大混戦となっている。本田が一人大きく遅れをとってしまった形だが、このくらいの差は4戦あれば十分挽回可能だ。熱を帯びる後半戦の対局から、ますます目が離せない。

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