【西原理恵子 & 山崎一夫】データで自分が見える事もある!

データで自分が
見える事もある

「山崎さんのフリー打ちのデータがあれば、単行本に収録したいんですけど」

以前の担当編集のアイデアです。

さっそく編集者が2ー2ー6の東風戦の店長に頼んで、直近100回分のデータを貰って来ました。
月間トップ賞二十万円のための記録です。

「たったの100回?」

そう、当時はこれでも多い方。
私にもう少し統計リテラシーがあれば「それじゃ足りない、せめて1000回は欲しい」と提案できたんでしょうけどね。

次の単行本の時、編集者は「オンラインゲームでも勝てるかどうか、やって貰えませんか?」というので始めたハンゲーム。

こちらはやりすぎで数千回。

課金無しの白シャツで、貴族大貴族などと出世し、上から2つ目のランクの大臣になれました。
白シャツには多少ハンデがあって、アバター購入者などの課金者には、同卓拒否されるんです。

着飾った大貴族たちの部屋では、少年かホームレス風の白シャツは似合わないんですね。
ハンゲーム社のリアルな麻雀大会に呼んでいただきましたが、こちらはサッパリでした。

大きなデータは取れましたが単行本には間に合いませんでした。

この時のデータで意外だったのは、普段トップラス麻雀を推奨しながら、私はラス率20%放銃率10%くらいだったように思います。
トップ率は確か27%で2着の28%よりも少ないと。

3着は覚えてませんが上のデータが正しければ25%ですかね。

連対率55%と平凡なのに上位に行けたのは、ギャンブルライターらしくレート選択かもしれません。
実はリアルではやらない、セコい麻雀を打った記憶があります。

記憶の変容は良くあることなので、当時のデータが無いか検索してみたんですが、見つかりません。
あるって方はツイッターなどで教えていただけると嬉しいです。

次は天鳳、こちらも課金無し。

残念ながら下のほうの段位で挫折したのでデータは無し。
偶然見つけたのが、福地誠さんが天鳳で私と対局した時のコラム。

「主張と違って降りが早い」

と突っ込まれました。

チップ負けは
言い訳にならない

フリー麻雀を打つのは、セット麻雀の勝ち組のイメージ。
あくまでもイメージで、セットが弱いというワケではありません。

個室のセットで高レベルかつ高レートの勝負もたくさんあります。

あ、高レートだから高レベルと言うワケではありませんよ。

麻雀プロの公式対局と決定的に違うのはご祝儀の存在です。
リーチ一発、赤、裏、役満など。

先日、私を含めて2軒リーチに対して、ツモ切り続行の3軒目が追いかけて来ました。
私が一発で放銃したのがなんと国士無双
裏ドラ付きの3種のご祝儀をカモられました。

これが四アンコだったりすると、一撃トップ3回分ですからね。
ダマでロンはもったいないです。

冒頭の東風戦の雀ゴロ、通称アニキの麻雀は私以上にセコくてエゲつ無かった。

良く一発消しをするだけでなく、自分でできないと下家が欲しそうな牌を切る。
これ自体は問題も無いんですが、チーで下がって来た牌を、たとえ現物安全牌でもツモ切りしない。

いかにも危険牌のように手のうちに入れて、それを繰り返すと言う感じの悪さです。
これで上家が、鳴かれそうな牌ではリーチをかけない効果が生まれれば成功なんですかね。

私の感覚だと、東戦1回20分で平均チップ2枚の浮き。
そこからゲーム代1枚払って、残り1枚。
1時間に3回で時給チップ3枚。

ゲーム自体はハラハラどきどきでシビれますが、長期的かつドライに見ると、1ツモ5円から10円の内職なのかもしれません。

 

平均着順より
平均収支

ネット麻雀は自分では気づかない採れないデータが入手できる。
ハンゲームで放銃率10%と書きましたが、リアルで採るのは無理。

フーロ率その他色々も無理なのがいっぱい。
それを自動でやってくれるなんて最高です。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/