沖中祐也 おきなか ゆうや(最高位戦日本プロ麻雀協会)
Twitter:https://twitter.com/zero_0801
-今回のIKUSAに参加を決めた思いからお聞かせください。
Mリーグを1年目からずっと見続けて観戦記を書き続けていて、自分も憧れの場所で戦いたいと思ったからです。一昨年のオーディションのときはまだプロではなかったのですが、プロになった以上は当然参加するつもりで、思いを内に秘めていました。
-観戦記を書く中で、Mリーグへの思いが募っていた、ということですね。
麻雀プロって、自分が強いと思わないと麻雀プロにならないと思うんです。見ている内に「俺に打たせろ」という思いがフツフツと湧いてきて、5年間溜まりに溜まっている感じがしますね。
-こういうオープン大会は、プロとしては未来が広がるものだと想います。
200人以上の参加者の中で1位を目指すのは相当難しいですけど、ここで爪痕を残して目立つことで、いろいろなところへアピールできると思います。前回のオーディションでも、負けた本田朋広選手がTEAM雷電から指名を受けましたし、ここで戦うことには、小さくないチャンスがあると思います。
-どういうふうに爪跡を残したいですか。
まずは予選を勝ち上がらないとなんとも言えませんが、私のアピールポイントとしては、やっぱり観戦記などの文章を書くことです。今はMリーガーがYouTubeなどの動画で発信するのがすごく盛んですけど、文章で定期的に発信している人はあまりいないと思いますし、その点は僕の大きな特長だと思います。もしMリーガーになれたとしたら、一戦一戦の感情や打牌の理由などをドラマチックに書けます。麻雀と合わせて、そういうところもアピールできたらと思います。
-また、沖中プロはネット麻雀の世界で長く活躍してきて、そうした麻雀ファンの支持もあると思います。
よく、どこの団体が強いとか、ネット麻雀は弱いとか言いますよね。わざわざそんなカテゴリー分けをしなくてもいいとは思っていつつ、やっぱり私はネット麻雀出身なんで、たとえば最近入った渡辺太さん(最高位戦日本プロ麻雀協会、トリプル天鳳位)とかは注目しています。ネット麻雀勢、特に「天鳳」を打っている人たちは同じ場所で戦ってきた仲間だと思っていますし、彼らを代表して、という気持ちもありますので、しっかりと頑張っていきたいです。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。