「家族のみんな、ありがとう。」
文・ゆうせー【金曜臨時ライター】2024年5月17日
第2試合
東家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:勝又健志(EX風林火山)
西家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
今季最終戦。
完全に独走している、Pirates。
先発の仲林は、
局を進めるべく、リーチを放った。
これに飛び込んだのが、
勝又であった。
のカンも入って8000点。
激痛だ。
この試合の焦点は総合3位争い。
サクラナイツと風林火山とで着順の上回った方が勝ちとなる。
賞金の差、1000万円の熾烈な勝負。
EX風林火山は昨年度4位。
2年連続でファイナルに進出しながら、今年も4位で帰るわけにはいかない。
「リーチ」
南場の親で、勝又の声が響く。
その一発目に、
テンパイしていたサクラナイツの堀がをつかんだ。
自身の待ちはカン。
そして、最も放銃したくない相手からのリーチ。
時間を使い、考えをめぐらせた堀は、
いつもより少し高い音を立てながら、を河に放った!
勝又の発声はない。通った。
ほどなくして、
決着はついた。
「ロン」
あまりにも大きな、ドラ1のアガリ。
これまでチームを何度も、本当に何度も支えてきた、EX風林火山の軍師、勝又健志。
2023-24シーズン最終戦は、堀との一騎打ちの末、前のめりに倒れた。
そして、
堀慎吾が2着。
「頼んだぞ、堀慎吾。」
勝負を託された堀は渾身のプッシュを決め、大きな仕事をやり遂げた。
もう1チーム、赤坂ドリブンズはファイナル4位からのスタートだったが、
この試合にトップを取った園田の活躍もあり、総合2位でフィニッシュ。
チーム全体としても、太、浅見といった新加入選手が、園田とたろうにいい刺激を与えているように見えた。