【西原理恵子 & 山崎一夫】ギャンブル歴 五十年個人史!!


ギャンブル歴
五十年個人史

あほですねー。
見出しを書いてそう思いました。

学生時代に勤務先のパチンコ店の同僚に誘われて麻雀を覚えて、いつの間にか半世紀近くになってしまいました。
私くらいの年配の麻雀打ちの中には、半チャン十万回を超える廃人がいますが、私もその1人かもしれません。
回数を書いたので、ライターとしての金銭面の結論はこれ。

ゲーム代が仮に五百円だとしたら合計五千万円。

もし私が50年間フリーで場代負けしないためには、これくらいゲームそのものの収支を維持しないと難しいということです。

麻雀は10回打って、1回分の勝ちがあれば上等のゲーム。
ギャンブルライターなのに、いきなり夢の無い話でした。

今では信じられない事かもしれませんが、当時のサラリーマンや学生のレートは点ピンが一般的で、点5が登場するのはもっと後。

私の高卒時の初任給が三万円くらい。駒沢大学の受験料がなけなしの一万円。
その時代に箱テン五千円以上のギャンブルに夢中になっていたんだからクレイジーですよね。

それが今では健全な頭脳ゲームとして認知され、麻雀プロのスターが多く登場している。
でも、ギャンブルとしては今よりはるかに勝ちやすかったんです。

熱心に記事を読み込む事によって、カモとの間に情報格差や技術格差が生まれてコンスタントに勝てた時代です。

今に比べると、データ不足による主観的あるいはストーリー優先の記事が多かったと思うんですが、充分成績アップに繋がりました。

つまり情報不足努力不足、かつお金に余裕のある人をカモれと。

ここ結構重要です。

実力差のある人を楽にカモってもレベルは上がりにくく感じるかもしれませんが、初期段階では逆。
実力差があったほうが、勝因や敗因が分かりやすいんです。

私がパチンコ攻略ライター銀玉親方だった時に「自力開店プロ必勝法」を詳しく書きました。
特殊な攻略法ではなく、普遍的な必勝法つまり期待値打法です。

台ごとの差は現物があるので分かりやすいんですが、目の前の1台が昨日一昨日とどう違っているのかは分かりにくい。
つまり空間的比較ができても、時間的変化を見抜くのは難しいと。

私が提唱したのは努力不要、楽に勝ちながら、勝てる腕を磨けです。

開店初日大サービスで大きく開いた命クギから、徐々に平常営業に向かって閉まって行く。
学習の機会としてこんな分かりやすくて効率的なことはない。

麻雀も似た所があり、実力差が大きいカモはどうして負けるのかが分かりやすい。
カモがいれば捕食者が生きられると。
その原因らしき事象と、結果が直結しやすいからです。

あの押し引きじゃ負けるよな。
牌効率もなってないし。

とかね。
私はフリー麻雀では

棒テン即リー。

それが無理そうなら相手のリーチを潰せ。
クズ手はイチ鳴きで上等。
バックに形テン片アガリでも問題無し。

鳴いて牌の組み合わせを少なくすることで、牌効率や鳴き効率や手役効率の正解がハッキリ分かる。

ギャンブルは上手になったら勝てるは幻想。勝ちながら上達し、さらに大きく勝つのが正解なのだ。

ちなみに私の50年のギャンブルでは、麻雀もパチンコも若い頃からあまり上達していません。
でもギャンブルは勝率アップよりも、勝ちの絶対額が目標。

勝率×風速×回数が重要。

勝率は相対的でOK、回数には限界がある。

効率的なのは風速UPですが、今はなかなかそんな場が立たない。
大ベテランの麻雀プロの中には、バブル時代に年間一億くらいかっぱいだ豪傑もいます。

「あのプロならありそうだな」

たぶん正解です。

でもそのお金が残ってないのが、麻雀打ちのカッコ良さかもしれません。

 

 

麻雀仲間は
生涯のお宝

麻雀仲間で、今も付きあいのある金融マンがいますが、彼も十万回クラスのクレイジーです。

麻雀関係で何回もクビになりそうだったんですが、仕事が人一倍できるので、無事に定年まで勤めあげたから立派です。
私の記事に良く登場する自称おちゅけべライターの島本慶さんもその1人。

「山ちゃんはツキの話をいっさいしないのは珍しい。原稿を書いてみたら?」

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