河野直也が選ぶ『Mリーガー究極の決断』〜0コンマ何秒かの逡巡〜佐々木寿人編

ついに2022.23シーズンもセミファイナルに突入。

試合数が前年度と比べて増加した今シーズン。
激闘続きのセミファイナルを制し、ファイナルに進出する4チームは果たしてどのチームなのか!?

見逃せない戦いが続く中、この記事もセミファイナルに突入!
今シーズンから始めたコラム。
成長著しい文章になっていくのか!?
こちらも注目だ。(優しく見守ってください)

KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人選手。

KADOKAWAサクラナイツ渋川難波選手が寿人さんに対して『憧れの存在』と言っていたのは記憶に新しい。

実は…

筆者も憧れの存在は佐々木寿人選手である。
同じ舞台に立ってから難波ちゃんは公言出来てて、自分も戦う日が来たら言おうと決めていたのだが、カッコ良すぎるエピソードを伝えたいが為にこの場を借りて言ってしまった。
きっと麻雀プロの中にも寿人さんに憧れてる選手はいっぱいいる。
目指すべき指標。
この言葉が1番当てはまるのではないだろうか。

レギュラーシーズン中盤。
いつものように、楽屋に挨拶をしに行った時の出来事。

筆者「失礼します! 本日解説の河野です! よろしくお願いします!」
緊張しながら入った楽屋にいたのは寿人さんだった。
この日は、寿人さんの本が出版された日に近かった為、楽屋には大量の著書が。

『魔王の麻雀』
かっけー。。。。
と見ていた矢先。

寿人「あれ?まだ渡してなかったよね? はい」

えっ?
後ろを振り返ってみたら暖簾しかない。
ん?
あっ! あたすー!?

筆者「えっ! いただいていいんですか!?」
すでにおいくらですか? という言葉が出ずにもらえると思ってしまった筆者の慌てっぷりが分かる言動。

寿人「もちろん」

惚れてまうやろー!

カッコ良すぎるサインがこちら。

麻雀プロとしても、そして人としても憧れる存在。
いつか自分もこのセリフを言うんだと胸に誓った35歳の冬。

長ーくなった前置きはお許しを!

お待たせいたしました!
セミファイナル一発目の記事は
4月21日第1試合から!
それでは早速スタート〜

レギュラーシーズン1位で通過したKONAMI麻雀格闘倶楽部
セミファイナル、現在8戦を終えてトップから
1、4、0、3 トータル+218.6で1位。
決して楽な戦いではない着順分布。
そしてこの日が終われば折り返し、大事な初戦を任されたのは

佐々木寿人

ファイトクラブはSNSで試合前必ず本日の作戦を板書で発表している。
この日の作戦発表は高宮選手。
内容はこちら。

「頼みます」でも、「頼りにしてます」でも、なく。
『頼りになります』
この言葉が寿人がこの5年間チームからの絶対的信頼を得てきた類い稀な証ではないだろうか。

大事な試合を常に任されてきた男の、セミファイナル4戦目が始まる。

淡々と決定打が決まらぬまま進んで行ったこの試合。
大きく動いたのは南2局
U-NEXT Pirates仲林圭が親でリーチ一発ツモピンフドラ裏の6000オールを決め4万台に持ち点を乗せて迎えた南2局1本場
ついに魔王へチャンスが訪れる。

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