三者を絶望の淵に沈めた
大物手二連発!
一度もトップを譲らない
軍師・勝又健志が見せた
変幻自在の戦法
文・危険な鬼太郎【火曜担当ライター】2021年5月18日
ようやく今期のMリーグも今日で終わりを迎える。完全に3チームが三つ巴になった今期の決勝戦。
各チーム色々な戦略を考えていたと思われるがたった2局で場の状況は大きく変わった。今回はそんな半荘を制そうと悪戦苦闘した四者の戦いを書いていきたい。
【5月18日 1回戦】
北家 内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
勝又が東1局でドラを雀頭にしたピンフリーチを打つとこれを一発ツモ。
そして勝又は次局の親番では高め三色の待ちでリーチを打つと。
安目のツモだが…なんとこれが裏3。リーチツモタンヤオ赤赤裏3の倍満!8000オール!
ドリブンズとしてはいくら勝又が大トップを取ろうが取る戦略は変わらず大トップを目指すしかないが、これでサクラナイツとアベマズは大きく戦略を変えるしかなくなった。
東2局1本場 親・勝又 ドラ
多井が遠い所からをポン!
多井が切ったを内川がポン!
ホンイツに舵を切る。これ以上勝又に素点を稼がれると2回戦で自分がトップを取っても風林火山のトータルポイントを捲れない可能性がある。
勝又にこれ以上の加点をさせない為にプレッシャーを掛けようとしている。
ここは多井が上手く捌き切り
のみの300-500のツモ。勝又の加点を許さず、2回戦に勝負を持ち込もうとする。
東4局 親・内川 ドラ
多井がカンをチーしてタンヤオに行く。
手牌の中でドラドラ赤のマンガンが確定しているので普通の鳴きに見える。
これを見て園田がドラのを持ち切れず安全牌とを入れ替える。
ピンズの、が場にそこそこ切られており、ドラで2メンツを作ることは厳しいとみたか。少なくともドラのを2枚使って2メンツを作るとかなり時間がかかりそうだ。
だからこその、今のうちに他家のアタリ牌になりかねないドラのの先打ち。ピンズでは勝負にならないがマンズでは勝負できる。
多井がドラのをポン!
タンヤオドラ3赤の待ちのマンガン聴牌。これで場が一気に動き親番の内川も
リーチのツモったら三暗刻のとのシャンポンリーチ!内川の待ち牌は山に残っておらず、多井の待ちしか山に残っていなかったが中々決着がつかず…。
なんと園田がこれに追いつく。
さえ切れればのピンフドラ赤の追っかけリーチを打てる。このは内川のリーチに現物だが多井のアタリ牌。打ってもおかしくはないと思ったが…。
園田は場を一瞥し、
当然このを止めて現物の打ち。園田にとっては当たり前すぎる一打か。
このはカンをチーしドラのをポンした多井に切れない。マンズ、ピンズ、ソウズと内川のリーチにゼンツッパしている多井にはほとんどの筋が通っており、リャンメンでアタルとすればもう待ちぐらいしか残っていない。
ここに来て園田はとてもクールだ。
ハイテイで多井が