ストップ・ザ・Mリーガー
格付けされたくない
水口美香が魅せた執念の倍満
【A卓】担当記者:MASAsio 2020年7月25日(土)
麻雀最強戦2020
新型コロナの影響が心配されたが、予選は滞りなく行われており、現最強位の鈴木大介さんを含めて6名のファイナリストが決定している。
12月のファイナルに向けて順調に予定を消化しているのだが、気になる点が一つ。
そう、まだ女性のファイナリストが一人もいないのだ。
それどころかまだ一人として予選にすら登場していない。
今回は、ファンの皆さんも待ちに待ったであろう女性プロ同士の華やかな戦いの模様をお届けします。
予選A卓
東家スタート
日本プロ麻雀協会所属
昨年2019年は水口にとって辛い一年だったかもしれない。
4月に最強戦女流プレミアトーナメントで優勝を果たしファイナル進出を決めたのだが、7月に行われたMリーグのドラフトではまさかの指名なし。涙を流すシーンを覚えている方も多いだろう。
「『やっぱりMリーガー』って格付けされるのは怖い」と語った水口。
最強戦で強い水口を見せてくれるだろうか?
南家スタート
最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ U-NEXT Pirates所属
今期のMリーグ優勝チームからの出場となった瑞原。
インタビューでは「今の方が強くなっている自信があります」と言い切った。
チーム戦に続いて個人でも栄冠をつかめるか?
西家スタート
最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ 赤坂ドリブンズ所属
Mリーグでの鮮烈なデビューが記憶に新しい丸山。
しかしチームは惜しくもレギュラーシーズンで敗退となってしまった。
「半年間の経験は大きかった」と語ったが、その経験値を最強戦の舞台で発揮することができるかに注目したい。
北家スタート
日本プロ麻雀協会所属
愛内も水口と同じく、Mリーグのドラフトでは悔しい思いをした選手の一人だろう。
野口賞女性部門受賞、最高位戦Classic決勝進出、2018最強戦女流プレミアトーナメント優勝など実績では一歩リードしている愛内。
「この舞台では負けたくない」
相性のいい最強戦の舞台で意地を見せることができるだろうか?
A卓は奇しくもMリーガー2人vsMリーグに指名されなかった2人の対決になった。
東1局
親番の水口が早速意外な1打を見せる。
ドラは
あまり良くない配牌だが、ここからターツを壊すを切った。
親だけに手なりで打ちたいところだが、先手は取れなそうと見てソーズのホンイツやチャンタなどを見て大きく狙っていく。
ポンポンと思い切りよく仕掛けてテンパイ。
待ちはドラのカンと窮屈だが立派な12000点だ。