最強戦では毎回公式Twitterにて勝ち上がり者を予想する事前アンケートが採られている。
こちらは運営が出場選手の人気を測るバロメーターでもあるため、自身の推しが出ている場合はぜひとも積極的に投票してほしいのだが……
今回B卓のアンケート結果がこのようになった。
魚谷を大きく抜いての一位となったのは仲林。發王決定戦やMリーグ、雀王決定戦とあらゆる放送対局で強さを見せつけてきたことはもちろん、同時にYoutubeでの精力的活動を行い続けた結果といえるだろう。
一方の楢原・石井は二人合わせて9.4%。10%に届かなかった。
この舞台で勝つこと、そして存在感を見せることこそが二人にとっての絶対的使命。
【東3局】、親の魚谷からのリーチが入ると……
をポンして聴牌を入れていた石井。ここは真っ直ぐ無筋を打ち抜く!
とはいえ手牌は安牌が少なく、降りてもしょうがない状況。これは強引グというよりは当然の押しか。
なんだかんだ無筋3枚プッシュで聴牌を取り切る。
【東3局1本場】も石井が高め一通の先制リーチ。そこに追いついた七対子ドラ単騎の楢原が追っかけるも、流局。
【東4局2本場】
供託三本落ちている状況。石井がフリテンを解消しての聴牌を入れる。
石井が一発目に持ってきたのは……
無筋の!
とばかりにプッシュ! 二人勝ち上がりで2着目とは10000点近く離している状況。ここで親リーチに無筋カチコミはまさに強引グの一打だ!
だって通っちゃいないが平然とノータイムでツモ切る!
次巡引いたのはドラの、これにはさすがの強引グも手が止まる。
ここは冷静にで降りを選択。結果的にビタ止めとなった。
当たり牌をビタ止めしたことに麻雀打ちとしての価値があるわけではない。残り巡目と通った筋、放銃時打点、そして現物待ちだが脇からもうこぼれないといった要素を加味したうえでの降り選択。そこにこそ強引グの価値があったと言えよう。
完全に楢原と石井が場を支配している。なんとここまで仲林に至ってはノー和了。
【南2局】、魚谷のこの仕掛けこの河にも……
全く臆していない。楢原は決定打を放つべく、ドラ引き一気通貫の変化を見てこの役なし亜両面をヤミテンに構えた。
Mリーガー二人はかたやノー和了、かたや400・700の和了りのみ。それでもここまで食らいつけているのはさすがの守備力と言えよう。
条件のためにもここで和了りを決めたい【南3局】であったが……
猶予はわずか6巡しかなかった。楢原の和了りにより、オーラスに突入。
【南4局】
楢原は現状トップ目だが、石井の放銃以外はツモの親被りで敗退になる立ち位置。一回和了って通過を盤石なものにしておきたい。
魚谷は1600・3200以上のツモか、通過者二人からの5200直撃。