2着に、或世イヌ。
素晴らしいリーチ攻勢だったが、悔しい2着。
ダブ南で空星へ放銃してしまったのが響いた。とはいえ、大健闘。
1着2着でプラスポイントをアキレスに持ち帰ることに成功。
爽やかな音楽が流れる。
もうこの校歌も慣れてきてしまったのは、間違いなく空星が3回も聴かせてくれているからであろう。
インタビューでは喜びの声と共に、入院で前節をお休みした因幡はねるへの言葉もあった。
「はねるさーん! やったったぞ~! 退院おめでとー!」
ヘラクレスのチームの仲の良さも見える、微笑ましい1シーンだった。
これで再びヘラクレスが1位に浮上。看板娘の因幡はねるも帰ってきて、チームは良い雰囲気に包まれている。
空星はこれで4連勝。
しかしそれは今回の記事でも触れたように、その結果は決して運だけなんかではない。
才覚溢れる彼女が更に日々学び、そして活かそうとした成果が、こうして表れているだけなのだ。
この連勝記録が一体どこまで続くのか。
それはわからないが。空星がどこまでも学ぶ姿勢を続ける限り、その実力はもっともっと伸びていくのだろう。
全ては空星きらめが、チームヘラクレスが、神域の頂点で煌めくために。
「……あと、たろうさんに1位を見せれて、きらめは嬉しいです♡」
……なんでたろうさんに1位見せれてきらめは嬉しいんですか???
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924