道中に持ってきたこの。
大介の捨て牌がかなり変則的になっている。
4巡目のが手出し以降はリーチ宣言牌のまでは全てツモ切りで
→と手から出てきている。
この情報から推測するに
①周りを保有している手→ が組み込まれているチャンタ系
② チートイツ
が本線に浮かぶ。
は仕掛けに2枚見えていてチートイツには当たりにくい。
メンツ手ならチャンタ系の可能性が高い。
冷静に情報を整理して、
このの放銃率は極めて低いと判断して押し切る。
これが天鳳仕込みの読みの精度だ。
常人では押せない牌も情報と読みを駆使して押して見せる。
ドリブンズイズムを継承するに一番ふさわしい男ではなかろうか。
後はこの押しに牌が応えてくれるか、それとも大介のトップへの執念が勝るか。
果たして結果は…
勝ったのは大介の執念だ。
裏ドラは待ち牌の。
全てがこの男に味方した。
本日2度目の8000オールが炸裂する。
「やられたらやり返す、倍満だ」
by翻沢直樹
鈴木大介の執念がついに実った!
待望の初トップでビーストポーズのお披露目に成功だ。
よくアガり、よく放銃する。
大介のプレイスタイルを存分に発揮しての勝利はまた格別のものであろう。
チームとしては2勝目を獲得してトータルプラスポイントへ浮上。
後は猿川と中田がこれに続くだけだ。
独自のスタイルを曲げずに戦っていく。
勝利に飢えた野獣の執念は栄光のシャーレまでも捕らえるか。
今後も目が離せないぞ!
最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207