神よっ……! 魚谷侑未を、 セガサミーフェニックスを祝福しろっ…! チームの不調を断ち切れっ…!!【Mリーグ2023-24観戦記 11/6】担当記者 #徳岡明信

確かに【3ソウ】【6ソウ】待ちがとても良く見えるのだが、
【6ソウ】1枚しか場に出ていなくて、特にション牌の【3ソウ】は誰かに固まっている可能性も高くなる。
仮にシンプルに【3ソウ】【6ソウ】が誰も使えなくても、中盤のこの点棒状況でダマテン満貫を捕らえられると、連帯率がグッと上昇する。

更には白鳥、魚谷は中張牌の手出しが多く入っていて、今にもリーチが飛んできそうだ。
ダマテンが入っていてもおかしくはない。
松ヶ瀬自自身が先手という感じでは無かったのであろう。
白鳥の河に【6ソウ】が置かれていることも、ダマテンに構えた理由に大きく関連しているであろう。

実際に白鳥と魚谷は充分形のイーシャンテンが入っていた。

さすがの繊細さを出していく松ヶ瀬。
この強烈なダマテンは、

上家の大介からすぐに出て松ヶ瀬の思い通りに8000は8600点のアガリに繋がった。

「ゆーみん、そう簡単にはトップは取れないよ?」
松ヶ瀬もシーズン序盤は苦しんだが、前回のトップを皮切りに調子を上げてきた。
連勝を目指す松ヶ瀬が魚谷の前に立ちはだかる。

南1局にも、

松ヶ瀬が2000/4000のツモアガリで半歩優勢となる。

目下3連勝中、絶好調男の白鳥も

自身のアガリだけを見るならカン【3マン】でチーして、打【1マン】になってしまいそうな局面も
ペン【3マン】でチーしてからのテンパイ取らずの打【3ソウ】として粘り込む。

危険なマンズを打たずして一番テンパイに近づく選択を取った。
キレッキレの選択を魅せつけてくれるも、ここは松ヶ瀬に軍配が上がった。

更には南2局1本場

ラス目に甘んじていた大介が意地の6000オールを決めて一気に浮上。

魚谷は放銃無しとも3着目にまで落とされる。
またも厳しい展開に陥る。
チームの不調をぬぐい切れずに終わってしまうのか…

いや、今夜の魚谷はこのままでは終わらないぞ。

南3局

ドラドラのカン【7ソウ】待ちをノータイムリーチ。
親番が残っているとは言え、積極的に先手が取れた時には前に出るのは魚谷のフォームだ。

同巡に白鳥もテンパイ。
カン【6ソウ】を外してからの絶好の【3マン】引きで高めタンヤオと三色が付く大物手に仕上げた。
山に残っている枚数はほぼ互角のこの戦い
ざわざわとしためくり合いの中、制したのは…

魚谷だ! 裏1の8000点+リーチ棒1本で大介に並ぶ。

1つ勝負所を切り抜けて
残るは自身の親番のみ、いよいよ運命のオーラスへ突入する。

南4局

白鳥に超ド級の手が入る。
リーチで倍満確定のこの手、アガれば大きな素点回復となる。

これに追いついたのは大介。
白鳥から出たリーチ棒により1300/2600のツモアガリでトップとなる。
一旦着落ちとなる気合いのリーチ棒をぶん投げて裏1でのトップ条件に賭ける。
まさに大介らしい恐れることの無い攻めの麻雀だ。

4着はほぼ無い状態とは言え、この手から安易に【白】【南】を一発で切っていくのは素点がもったいない。2人の現物の【9マン】を切って迂回する。

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