勝負はオーラスへ。
4巡目に、

この形となったところで、
気高き女海賊は、

打。
続けて、

を切る。
タンヤオ七対子では、ダマで打点が足りずに逆転出来ないパターンがある。
よって、ドラのを残しての、七対子ドラドライーシャンテンを強く見た選択だ。
ソウズは二度受けなので受け入れのロスはそれほどではなく、リャンメンを払い切ることで、

このように、メンツ手の路線も同時に見ることが出来るのが選択としての長所だ。
次巡、

狙い通りのテンパイに!
あとは、思いを託したドラのを待つだけ。
そこへ、

園田が仕掛けてきた。
789三色で、待ちは。これが山に4枚丸生き。
園田の連荘かと思われたが、

皮肉なことに、園田のもとへやってきたのはだった。
園田はそのまま打とする。
もう一人、トップを狙っている選手がいた。

高宮だ。を重ねて、メンホン七対子のイーシャンテンに。
さらには、

猿川がテンパイ! 待ちは。

園田がを切った!
「ポン」
…ん? 「ロン」じゃないのか??

に声をかけたのは高宮だった。

猿川は、逆転を狙ってを見逃したのだ。
「リーチ」

次巡、ツモ切りリーチを打って出る。
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