ドラを愛し、ドラに愛された欲張り女海賊⸺ 担当記者 ゆうせー【Mリーグ2023-24観戦記 11/16 高宮まり VS 瑞原明奈 VS 猿川真寿 VS 園田賢】

 

勝負はオーラスへ。

 

4巡目に、

この形となったところで、

 

気高き女海賊は、

【3ソウ】

 

続けて、

【4ソウ】を切る。

タンヤオ七対子では、ダマで打点が足りずに逆転出来ないパターンがある。

よって、ドラの【南】を残しての、七対子ドラドライーシャンテンを強く見た選択だ。

ソウズは二度受けなので受け入れのロスはそれほどではなく、リャンメンを払い切ることで、

このように、メンツ手の路線も同時に見ることが出来るのが選択としての長所だ。

次巡、

狙い通りのテンパイに!

あとは、思いを託したドラの【南】を待つだけ。

そこへ、

園田が仕掛けてきた。

 

789三色で、待ちは【9ピン】。これが山に4枚丸生き。

 

園田の連荘かと思われたが、

皮肉なことに、園田のもとへやってきたのは【6ピン】だった。

 

園田はそのまま打【6ピン】とする。

 

もう一人、トップを狙っている選手がいた。

高宮だ。【南】を重ねて、メンホン七対子のイーシャンテンに。

 

さらには、

猿川がテンパイ! 待ちは【4ピン】【7ピン】

 

園田が【7ピン】を切った!

 

「ポン」

 

…ん? 「ロン」じゃないのか??

【7ピン】に声をかけたのは高宮だった。

 

猿川は、逆転を狙って【7ピン】を見逃したのだ。

 

「リーチ」

次巡、ツモ切りリーチを打って出る。

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