絶対に間違えない男、
仲林圭
文・坪川義昭【金曜担当ライター】2025年4月18日
セミファイナルも半分の試合を消化し、上位2チームが抜ける格好となっている。
最下位に沈んでいるABEMASは残り試合のほとんどをトップで駆け抜けなくては希望が見えない絶望的な状況だ。
第2試合
東家:瀬戸熊直樹(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
西家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
北家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
微差で首位を維持しているU-NEXT Piratesの最も頼れる男、仲林圭が赤坂ドリブンズを引き離すために出陣となった。
東2局1本場
早々にダブ
を叩いた、たろうがテンパイを入れる。
絶好のペン
を引き入れた松本がリーチと出た。
これをたろうが一発で掴んでしまい、8000点の放銃となる。
トップ以外を持ち帰ることは許されない松本にとって最高の出だしである。
南2局
松本の一撃以降はジャブの応酬が続き、残り半周となった。
この局も穏やかに局を消化したい松本が役なしのヤミテンを入れる。
瀬戸熊もリャンメンテンパイを入れて、リーチと出た。
このリーチに親のたろうが無筋の
を勝負する。現物待ちの3メンチャンでヤミテンだ。
仲林もイーシャンテンを維持して粘りをみせている。
更にたろうは強烈な無筋の
を叩き切ってヤミテン続行とした。
仲林はインタビューで『甘えた
だったかもしれない。』と語った。
たろうと言えば、Mリーガーの中でも上位に位置する程の攻撃的なプレイヤーであり、普段からこのような押しは見受けられる。
点棒状況的にもリーチにくることが予想される場面でのヤミテンは効果抜群だった。
激痛の12000点放銃である。
南2局2本場
瀬戸熊が先制リーチを放つ。
待ちは悪いものの、打点は担保されている。
そこに瀬戸熊の当たり牌を吸収した仲林が追っかけリーチと出る。こちらは捲り合い上等、絶好の待ちである。
すぐさまツモアガリを決めて2000-4000。
ただでは負けない男が再浮上を決める。















