【 #神域リーグ2024 第6試合観戦記】神域に 現れたるは 銀閣寺 渋谷が鳴きつ ハルの終わりに【文 ゆうせー 】

神域に 現れたるは 銀閣寺
渋谷が鳴きつ ハルの終わりに

春が終わり、ジメっとした梅雨がやってきた。

そんな陰鬱とした空気を吹き飛ばすくらい、この日3試合のオーラスは面白かった。

東家:える(チームアキレス)
南家:朝陽にいな(チームアトラス)
西家:渋谷ハル(チームゼウス)
北家:因幡はねる(チームグラディウス)

トップ目で南4局を迎えたのは、朝陽にいな。

太陽のような笑顔でいつもリスナーを明るく照らす、聡明でキュートなにいな。

そんな彼女の表情が曇ったのは、この半荘の前に行われた2試合目。

(2試合目回想)

好内容でトップをひた走るにいなを、

「ロン」

親の倍満が襲う。

どう見ても、打つしかない【1ピン】

だが、結果は放銃。

そして、にいなは14900点持ちの2着で試合を終える。

上気する頬。痛む胸。

「やられた」と思い、肩を落とす打ち手が多いことだろう。

しかし、にいなは、

「もっかい出たい!!」

と、本来出場するはずだったメイカに、チームアトラスみんなに連絡した。

並大抵の根性ではない。

「どうしても勝って帰りたい」

そんな思いを抱くにいなは、3試合目オーラスの6巡目、


123三色のリャンシャンテンの手を組み上げていた。

オーラスの2着目は、因幡はねる。

この日は、自身の語り口と同じように、アガリに「切れ味」が目立った。

(ちなみに筆者は、はねるの「メンバーシップ限定配信」トークの大ファンである)

東1局で、はねるは、

【2ピン】から飛びついて、

得意の「ハネマン麻雀」を実践。【北】ホンイツドラ3の12000を決める。

さらに、南1局

「鳴いていくわ…!」

と、ここから【8ソウ】をチー。

瞬く間に3つ鳴いて、

終盤には、

【6ソウ】【9ソウ】テンパイに!

これをアガリ切って、トップのにいなに迫る。

オーラスの6巡目を、


イーシャンテンの手を引っさげながら、迎えていた。

ところで今紹介した、南1局

はねるの華々しい【6ソウ】【9ソウ】待ちホンイツが炸裂する裏には、

いぶし銀のごとく、

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