師匠の4着をしっかりとカバーする大きなトップ。
これで個人ポイントもプラスと、最初の厳しすぎる4着が無かったことになった。
4着になってしまった、緑仙。
緑仙はインタビューを終えて控室に戻ってくると、いの一番に、松本監督と反省点を話し合っていた。
を打って咲乃への一発放銃となった局も、「むしろ打たなきゃダメな牌だったナイス放銃で良いんだよ」と声をかけられていた一方で、やはり焦点となったのはルイスのリーチを受けてをスルーした南2局1本場。
「スルーの気持ちも分かるんだけど、ライバルルイスの親にアガられるのが一番まずいから、ここはポンしてゼンツで良い」
そう、あの時ルイスとは4着を争うライバル。
あそこでをポンしてのテンパイを入れておけば、その後はどうなるかわからなかった。
点棒が無い状況だからこそ、高打点は目指したい。けれど、着順アップが見込めるのなら、妥協してアガリをとりにいくことも大事。
今回は4着となってしまったが、緑仙は昨年に比べて見違えるほど成長している。
そして今も尚、こうして帰ってきてすぐさま反省点を松本監督に聞くほどに向上心の塊。
これから今シーズンが終わるまで。あとどれだけの成長を見せてくれるのか、楽しみだ。
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924
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