
ルイスからリーチが入るも、このペンをチーして果敢に勝負。

これをトップ目村上から捉えることに成功。
を即座にカンしたのも、良い目くらましになったか。
これでもう一度戦線復帰。
東4局

この局はルイスの手順が素晴らしかった。
チートイツのイーシャンテンでかつ、ソーズのホンイツやらも見えるこの手牌から

ルイスが選んだのは。
メンツ手だけ見切りをつけて、チートイツやトイトイ、ホンイツへ向かう一打。
瞬間赤の重なりを見ているのも、ポイントが高い。

これをトイトイに仕上げて、トップ目咲乃から討ち取り!
これで誰がトップになるかまったく分からなくなった。
南1局1本場

緑仙がここからを選択。
マンズ579を使って、三色かドラを使ってのリーチを狙っていく構え。
安全度には大差がないので、より端の牌を残す切り。

が、間が悪いことに、咲乃から切りリーチがかかる。
そして、そのタイミングで緑仙も手が進んでしまった。
が暗刻になってのイーシャンテンは、当然勝負形。
を切っていく。

このが、咲乃への当たり牌。
本人は下手だったと言っていたが、これは致し方ないように思う。
の安全度は、流石にあの時点では
の方が安全なのだから。

更に咲乃が加点を重ねる。
続く南2局ではルイスとのリーチ対決を制して、12000のアガリ。これで大きくトップに近づいた。
南2局1本場

放銃に回ってしまったルイスだったが、この切りが面白い。
赤が出て行ってしまうリーチのみには興味なく、赤
が出ていくならマンズの一気通貫でリーチをかけたいという打点意識の一打。
実際この後を引いて来るがこれもツモ切り。良い進行だ。

ドラのカンを引き入れて、一気通貫のリーチ敢行。
これでもう一度浮上を狙いたい。

この時、緑仙にも良い手が入っていた。
がトイツの、イーシャンテン。
ルイスからのリーチが入った直後に、がルイスから放たれる。

緑仙はこれをスルーとした。
点棒状況が厳しい。このを鳴いての3900よりも、リーチしての8000点以上を狙うスルー。
5mにくっつけば、を対子落としをしていくコースも残る。
そしてスルーした直後、見事を引き入れた。当然のリーチ敢行。
どちらのチームもできれば4着は回避したい。
そんな二人のめくり合いは――

ルイスに軍配が上がって。裏ドラ2枚の12000点。
緑仙にとってここでの3着ルイスへの放銃12000点は。
事実上の4着濃厚のアガリとなってしまったのだった。


トップには、咲乃もこ。
