南4局1本場
逃げ切りたい園田は、この手牌からカン払いを選択。
の場況は良いが、タンヤオが見えない都合上、ピンズのターツが変化しての一気通貫は逃せない。
終盤に、一番嬉しいを引き入れた。
イーペーコー完成は、リーチをせずに済む最高の入り目。
これを、親番維持のために形式テンパイを入れていた岡田から捉えて。
見事園田が開幕戦のトップを飾ったのだった。
開幕最速の裏目にも屈さず、見事トップを取り切った園田が、満面の笑みでインタビューに応える。
残り1枚だったカンをツモってみせる等、今年は一味違うぞ、と期待させてくれる開幕試合を見せてくれた。
語りたい事が山ほどある園田に対して、上手くペースを抑える松本アナウンサーと、「園田さんそろそろ……」と書き込まれるコメント欄。
そんな光景もまた、Mリーグが始まったからこそ見られる名物イベントだ。
園田のトップによって好スタートを切ったドリブンズ。
昨年は準優勝。
今年狙うは初年度以来の、悲願の優勝だ。
まっさらだったスコア表に、1試合目の結果が反映された。
右側の試合数が96の数字を刻む時、このスコア表にはいったいどんな数字が並んでいるのだろうか。
これにて、24-25シーズン開幕試合が終了。
今年もやってきた、連夜熱狂に包まれるこの季節を全員で楽しもう!
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924