■麻雀勝つのに役満はいらぬ
と、2度の役満テンパイはいずれも成就せず。ただ、どちらもめちゃくちゃ決まりそうだっただけに、見ている側としては楽しいシーンだった。
そして、そんなカオスな一戦を制したのは、鈴木優。
東4局に松ヶ瀬とのめくり合いを制してリーチドラ赤裏の満貫を出アガリすると、
南3局にはタンヤオピンフドラ赤の満貫テンパイを冷静にダマテンとし、トップ目の高宮から直撃を取って加点に成功。
そのまま、クールに対局場を青く染めた。
麻雀勝つのに役満はいらぬ、満貫2回もあればいい、ってね。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。
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