手を伸ばせ、その先へ──
本田朋広、いざTEAM雷電の
セミファイナル最終戦へ!
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年5月1日
セミファイナルの後半は、KONAMI麻雀格闘倶楽部とTEAM雷電のボーダー争いに注目が集まった。
4月29日(火)開始時点で、

差は、38.4ポイント。
火曜日の1戦目、南3局の時点で、KONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達は、

13200点持ちの4着目。
窮地に立たされていた。
その伊達は親番で、

「重なりそうだ」と狙っていたを引き、その瞬間にピンズのメンツをクラッシュ!

ドラ単騎の七対子を仕上げて、力強くツモアガった。

このアガリで格闘倶楽部はボーダー戦線に踏みとどまり、
最終日を、

雷電と41.3ポイントの差で、見届けることとなった。
そして、5月1日(木)、セミファイナル最終日。
1試合目に登板した黒沢は、

終始、劣勢の状況を強いられるも、
奇しくも、伊達と同じ「南3局」で、

太の仕掛けを振り切りながら、6000オールをツモり、

3着目で迎えたオーラスでは、

3軒テンパイの中、トップとなるアガリを手繰り寄せた。

安堵の表情を浮かべる黒沢。
セミファイナル終盤は、一つ牌が違えば、結果、そしてチーム順位が大きく変わるような、ひりつく展開の連続であった。
そんな中でSNSを見ていて印象的だったのは、KONAMIサポーターも雷電ユニバースも、相手選手の戦いぶりを称え合っていたことだ。
「自分のチームがファイナルへ進むには、ライバルチームには負けてもらわなければ」という黒い気持ちが湧いてくるのは当然で、ある種仕方のないことと言えよう。
しかし、先ほど紹介したような、伊達や黒沢のアガリが出た瞬間、「見事だった」と賞賛する投稿を本当にたくさん見たのだ。
それだけ、両名の闘牌が見事であったと思うと同時に、両チームを支えているファンの真摯さ、マナーの良さを感じたセミファイナルであった。
そして、5月1日(木)2試合目、

箱下35500点までは、耐えられる雷電。
それでも、「もし大きなラスを引いてしまったら…」と考えてしまうのが、人の常であろう。
しかし、

本田朋広は違った。

第2試合
東家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
西家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
北家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
東1局の親番では、対面の仲林からリーチを受けて、
