を引いてテンパイ。
カン
待ちになってはしまったが、やはりピンズの場況が良く、自身の河に
と
が早めに落ちていることが大きい。
出アガリも十分期待できるということで、リーチへ。
日向からの追っかけリーチが入ったものの、終盤でこれをツモって2000、4000の加点。
を切っていたらこうはなっていない。素晴らしいアガリだ。
これで、寿人を再び逆転すると──
続く南1局、僅か4巡で恐ろしい手が仲林に入り、これをダマテンに構えると。
直後に2着目で南場の親番だった寿人から討ち取り。
唯一まだ仲林を追える可能性のあった寿人からの直撃ということで、これが事実上の終戦の合図となり。
仲林が見事に100pt近いトップを獲得するのだった。
9月15日、開幕戦以来のトップとなった仲林。
インタビューでは久しぶりに笑顔がこぼれていた。
仲林はほぼトップが決まった後も攻撃の手を緩めなかった。
特にこの、大介の親番で打ったリーチタンヤオピンフの![]()
待ちリーチなんかは顕著。
トップを取るだけならダマテンでも良いが、もうこうなったら素点を伸ばした方が良いと判断。
結果的に、親番大介の大物手を封殺することができた。
これが6000オールクラスになっていたなら、仲林の素点はもっと削られていたかもしれない。
本記事の途中でも記したように、仲林はこの負けが続いている期間中も、麻雀は全くブレなかったように思う。
それこそが、仲林が強者だと言われる所以。
どんな荒波にも飲まれることのない龍──
今年もこの男がここから逆襲を見せてくれるだろう。
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924















