渋川難波の、最高にハイってやつな半荘【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/16 第2試合】担当記者 カイエ

 

ふたりで山から【西】を掘り出すかたちとなり、瀬戸熊が掴んで放銃。
渋川、リーチ・チートイツは4800点のアガリ。

ドラを巡る攻防で明暗が分かれた。
もっとも、瀬戸熊にしても他2人にしても、裏ドラが乗らなかったのは幸い。まだ決定打ではない。
そう、この時点では。

 

東3局1本場

 

5巡目の先制リーチから、終盤に高目の【8マン】ツモ。
リーチ・ツモ・ピンフ・イーペコーは2600オール。

 

東3局2本場

9巡目の先制リーチから、流局間際の最後のツモ番で【9マン】ツモ。
さらに裏ドラを2枚乗せ、リーチ・ツモ・ピンフ・赤・裏裏は6000オール!

この2局は、いずれも親の渋川の先制リーチに、子方3人がオリてひたすら耐える展開。
しかしどちらも終盤にツモられるという、メンタルにくる結末。
決定打は、わずか2局で出たのだった。

 

東3局3本場の、瀬戸熊ひとりノーテンの流局を経て、東3局4本場

渋川、仲林からタンヤオ・ドラ・赤の5800は7000点のアガリ。

東場を終えた時点で御覧の点棒状況。
渋川の持ち点は80000点に迫り、今期、鈴木優が記録している最高得点91500点の更新も視野に入る。
Mリーガー1年目での悪夢。あの日の渋川は、ここにはもういない。

 

南1局1本場

ここは親番の瀬戸熊が意地を見せる。

すでに渋川からカン【3ソウ】待ちリーチが入っている。
自身の手はリーチのみ。待ちはいま切られたばかりのカン【6ソウ】だ。
解説の忍田幸夫(麻将連合)が「安い・苦しい・危ない」の三重苦と評した、2枚見えの愚形だが。

瀬戸熊は果敢にリーチ。これがいわゆる「引き算」が成り立つ2枚山。先制の渋川の待ちよりも多い。

軽いトルネードのしなりでこれをツモアガると、裏を1枚乗せて2000は2100オール。
東場の渋川台風一過、原点まで復帰する。

 

南1局2本場

大量リードがあるとはいえ、このまま瀬戸熊に連荘を許すと肝が冷えてくる渋川。

ここは【白】のみで局消化を目指す。

しかし同巡、瀬戸熊がリーチ。ドラ【4ピン】待ちは残りわずかに1枚だが、ツモれば6000オールで渋川の背中が見えるところまでくる。

だが、ここは渋川と瀬戸熊との一騎打ちの局面ではなかった。
遡ること、6巡前。

園田はドラの【4ピン】を重ね、3巡目にしてチートイツドラドラのダマテンで静かに潜んでいたのだった。

今年、再婚した園田。
しかし、ここではなかなか意中の単騎には巡り合えず、渋川の仕掛けと瀬戸熊のリーチを受け、

まだマシだろうと仮テンにしていた【2ソウ】単騎で、しぶしぶツモ切り追っかけリーチ。
【2ソウ】は瀬戸熊のリーチにも安全でなく、曲げた方がマシという判断だったが。

3枚山のこれが、リーチの二発目にいてくれた!
リーチ・ツモ・チートイツ・ドラ・ドラは3000・6000の大きなアガリ。意中の単騎は【2ソウ】だった。

瀬戸熊はこの半荘2度目のハネ満親かぶりで、戻した素点をまた削がれる嫌な展開。

 

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