主演・萩原聖人が魅せた麻雀という名の人間ドラマ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/18 第2試合(麻雀LIVEチャンネル)】担当記者 南山幸浩

【西】は安牌だったが、少考の末、中筋の【4ピン】を一発放銃!
萩原のノータイムリーチが、内川に好形の待ちを匂わせたかもしれない。

リーチ・一発・赤2の12000の大きな和了となった。

 

東4局
トップ目の東城にテンパイが入る。
四暗刻のリャンシャンテン!

ここは、最高形を見ずに、リーチを選択。


場には1枚づつ見えている、【1ソウ】【9ソウ】のシャンポン待ち、強気なヒロインだ。

親の内川がペン【3マン】待ちの追っかけリーチ!

東城から切られた2枚目のドラの【白】
珍しく寿人の手が止まる。【白】を鳴くと切り出される牌はどちらにも通っていない。

悩んだ結果、ポン! ワンチャンスの【8マン】切りでイーシャンテン。

イーシャンテンの萩原のツモ番。
萩原はここぞ! という場面では、ゆっくりと力込めて盲牌をする。
この時もいつもより時間をかけていた。

これは視聴者からすれば意見が分かれるところだろう。
正直、「はやく見せてくれ!」と思うときもる。
麻雀クロックが導入されたりと、テンポ良い打牌を求めるファンも多い。

しかし、ここまでくるとどうだろう?ついに牌を握ってしまった。もうお構いなしだ。

萩原聖人は日本を代表するベテラン俳優。
所作のきれいな雀士を演じる(・・・)ことなんて容易いはず。
観客に見えやすい方が良いに決まっている、百も承知だろう。

2軒リーチに、ドラポン、自分はイーシャンテン。
「そんな状況だと、僕は僕らしくツモりたい」
それが座長である萩原聖人の演出プランなのかもしれない。彼の舞台は「人間味」が売りなのだ。

萩原、【4ソウ】ツモで嵌【3ソウ】のテンパイ。ヤミテンに構える。

萩原、自身最後のツモ番で【5ソウ】を引き入れる。【2ソウ】を切れば、待ちは【3ソウ】【6ソウ】【9ソウ】の三面張に。
ツモ番はもうないが…

【2ソウ】切りリーチ!

コメント欄という観客席がここまでで一番の盛り上がりを見せる。
しかし、3人の当たり牌6枚全て王牌というまま流局。まだまだ幕は閉じない。

 

東4局1本場
供託3本の行方に注目が集まる中、萩原が【2ソウ】【5ソウ】待ちのリーチ!

 

安牌のない内川、対子の【2ソウ】に手を伸ばし…
またもや一発で満貫の放銃となってしまう。

 

南1局1本場
微差ながらも、東城がトップ目。

萩原と東城、どちらかのハッピーエンドかと思いきや、
ここからストーリーが思わぬ方向へ。

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