二階堂亜樹、南場の猛攻火の如く【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 1/15 第1試合(麻雀チャネル2)】担当記者 ヤマサンブラック

【南】【5マン】のシャンポン待ち。【南】は2枚とも山に生きていて、【5マン】は残り1枚だ。

同巡、日向が亜樹の現物である【3ソウ】を切ると逢川がチーして打【4ピン】【2マン】【5マン】待ちでテンパイする。

さらにその【4ピン】を仲林がチーして、こちらもカン【7ピン】待ちのホンイツをテンパイ。

同巡で三人がテンパイを入れる、スリリングな展開となった。

 

2巡後に逢川が引いたのは、仲林の当たり牌である【7ピン】

 

ここで逢川が長考する。

【7ピン】【4ピン】のスジだが、通る保証はない。
仲林が、カンチャンやペンチャンで【7ピン】待ちのテンパイをしている可能性も十分に考えられる。
実際に、仲林はカン【7ピン】でテンパイしている。

卓上の空気が、いちだんと重くなった。画面からも、その緊張感が伝わってくる。

──長考の末、逢川は【白】を切ってオリた。

逢川は【白】のみ1000点の手で、打点的にも押す価値が低いと判断したのだろう。
仲林への放銃は回避したが、これで亜樹がぐっと有利に。
最後の【7ピン】は日向が吸収し、仲林のアガリ目は消えた。

そして仲林が押した【南】を、亜樹が捉える。

リーチ【南】赤、7700は8300のアガリで5万点台となった亜樹は、他家を大きく突き放す。

試合を完全に決定づけたのは、南1局3本場だ。
早くから手がまとまった亜樹は、6ブロックの形で進行させていく。

678の三色が見える、ピンフ形のリャンシャンテンだ。

6巡目、亜樹は【3マン】を引くと打【6ピン】、5ブロックの形に構えた。

【7ピン】が河に1枚見え、自分でも1枚使っていることによる判断だろう。
【5ピン】【8ピン】を引いたら、【西】のトイツ落としでタンピンに移行することもできる。
次巡、【2ピン】を引き【5ピン】切り。

親の早い段階でのリャンメンターツ落としは、他家からするとかなり不気味で、恐ろしく感じるだろう。

8巡目、亜樹は【2マン】を引き打【2ピン】
三色も見えるピンフのイーシャンテンに。

次巡、【赤5ソウ】を引くと一時キープ、打【3マン】とする。

亜樹の河には次々と手出しで河に中張牌が並び、他家も警戒を強める。
そして10巡目、ドラの【6マン】を引いてテンパイした亜樹は、【赤5ソウ】切りで先制リーチを打つ。

【6ソウ】【9ソウ】待ちのリーチピンフ
【6ソウ】なら三色で、山には高目の【6ソウ】が3枚、【9ソウ】が1枚残っている。

その高目の【6ソウ】を、14巡目にツモ。

リーチツモピンフ三色ドラ1、親の跳満6300オールのアガリで、亜樹の持ち点は7万点を超える。

──その後、亜樹は放銃する場面もあったが、これは局を進めるための判断と言っていい。
南4局は、逢川が満貫ツモで熾烈な2着争いを制し、亜樹のトップでゲームセットとなった。

本試合のゲームスタッツはこちら。

亜樹のアガリ5回は、すべて親番でのものだ。
特に南場の親は『風林火山』の一節「侵掠如火」を彷彿させ、まさに火のような猛攻による圧勝劇だった。

亜樹は個人連勝、チームランキング1位のEX風林火山はさらにポイントを伸ばし、後半戦に向け盤石の構えだ。

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