頼れる“俺達のタカキ” 浅井堂岐 不死鳥の如き輝きでファイナルへ、連覇へ導け【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/27 第1試合】担当記者 後藤哲冶

そしてこれを、2着目太から直撃。
これで持ち点は6万を超え、そして2着の太とも45000点近い差をつけることができた。

なおも堂岐の勢いは止まらない。

4本場に3900をアガった後、東2局5本場
堂岐はドラの【7マン】を引いてきたこのタイミングで手が止まる。

【5マン】【9ピン】を切って、一気通貫か三色どちらかを見切るか。
はたまた、大きく打って【5ピン】切りなんていう選択肢もありそうだ。
堂岐が選んだのは。

【5マン】だった。
ドラがマンズで太がマンズがピンズの染め模様。
下家の東城は2打目【8ピン】でピンズの上を持っていなさそう。
大きな要因としては、マンズは【4マン】【6マン】引いた時に未確定の一気通貫だが、ピンズの上を引いた時は【5ピン】の対子落としでチャンタと三色まで確定する所だろう。
打点上昇の幅が大きいピンズ残しを選択。
【5ピン】としなかったのは――

この【西】【5ピン】引きでの【6ソウ】【9ソウ】リーチが打てるからだ。
ドラ1がメンツに組み込まれているこの手なら、両面リーチが打てれば上等。
仮に【6ソウ】【9ソウ】を引いていても、堂岐はリーチに行っただろう。
【5ピン】には赤も残っていた。

これを東城から捉えて、3900の5本場は5400。

堂岐怒涛の6連続和了。
あっという間に持ち点は75000点。
東場の親番でトップを大きく近づけることに成功。

南1局
このまま堂岐が独走か、という展開に待ったをかけたのは、萩原だった。

ドラの【中】をポンして打【6ピン】とした堂岐に対して、【6ソウ】をプッシュした親番の萩原。

確かに状況的には下の東城とも離れており、着アップを目指すにはこの親番は頑張りたい所ではある。
それでも愚形残りの赤もドラも無いこの手で真っすぐは行きにくいはずだ。
なにせ、放銃に回れば、まだ親番が残っている東城のターゲットになることは間違いないのだから。

見事【4マン】を引いてリーチ敢行。
もちろん打点的にリーチしたいのもあるが、このリーチのメリットは。

堂岐を下ろせる点だ。
かなり大きなトップ目に立った堂岐が、現状一番したくないことは親への放銃だ。
点棒を失い、そして局も進まない。
それだけは避けたい堂岐は愚形待ちなこともありこれをオリる選択になる。

そして見事にこれをツモってみせた。
裏ドラ1枚乗せての4000オール。
萩原が点数状況を的確に判断した押し引きが実った。
これで太をかわして2着へと浮上。

さらに南1局3本場に1000オールもアガって、持ち点は35000点ほど。
じわじわとトップ目堂岐に迫っていく。

南1局4本場

これを黙って見ていたくないのは当然堂岐だ。
現状はまだトップを脅かされるほどではないにせよ、次に4000オールをツモられたら危険水域。
1局1局進めることが何よりもトップへの近道になる。
この【白】をポンして堂岐はピンズのホンイツへ。

実は堂岐は前局である南1局3本場ホンイツをトライしていた。
親の萩原の下家に座っている堂岐は染め手模様でプレッシャーをかける。
やはりチーをされてしまう上家下家の関係にあると、良くも悪くも打牌選択に影響が出る。
親にとってやりにくいと感じさせる動きをするのが、麻雀では当然有効だ。

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