このゲームでトップを取れば優勝が現実のものとなるBEAST X。
大介らしく前がかりに勝負と行くがこれが黒沢の注文にハマる。
リーチ
ドラ赤の8,000点を仕留めて再びトップ目へ。
そして、南2局1本場。
ドラ引きを特技とする黒沢、苦しいドラ待ちを渾身の力をもってツモ!
このアガリが決勝打となって殊勲のトップをチームへ持ち帰ったが、黒沢のトップは同時に風林火山の優勝が限りなく近くなったことを意味する。
こうなると現実的な興味は2位争い。
2位の賞金は2,000万円。
選手の年俸の最低額が400万円なので、チームにとってはそれを賄える大きな金額である。
Mリーグはあくまでプロスポーツ。
選手の目標は1ポイントでも多く持ち帰り、1円でも多く稼ぐ。
これに尽きる。
自らの一打で数千万円のお金が動くというプレッシャーを知っているのは、日本広しといえども40人しかいない。
それを改めて思うと、その中で「楽しく打ってトップを取る!」と笑顔で語る黒沢咲という打ち手は、さらにTEAM雷電というチームはどんな強心臓を持っているのだろうか。
そして、TEAM雷電のみならず、他のMリーガーにも畏敬の念を禁じ得ない。
8年目のシーズンが間もなく終わる。
一抹の寂しさも感じつつ、雷電を愛する者の一人として最後の戦いを見届けよう。
「個人としては、ファイナルでもっといい戦いをできていれば優勝争いできていたので、次の課題だなと思っています。」
黒沢が繋いだ魂のバトンをしっかり受け取った瀬戸熊直樹。
今シーズンの締めくくりは、この漢が責任を背負って戦いの舞台に立つ。

北海道在住のアマチュア雀士。 7歳で父から麻雀を習い、土田浩翔プロ、喜多清貴プロを師と仰ぐ。 2020年北海道最強位。














