松田彩花、全員テンパイを制し下剋上!夢の最強戦で見せた若手の意地【麻雀最強戦2026 麻雀一揆】観戦記【A卓】文:香川さにい

 松田彩花、

全員テンパイを制し下剋上!

夢の最強戦で見せた若手の意地

【A卓】担当記者:香川さにい 2026年9月6日(日)

【A卓】

東家:伊達朱里紗

南家:松田彩花

西家:佐々木寿人

北家:岩間琢朗

 

かつて、過酷な年貢に耐えかねた百姓たちは、一致団結して一揆を起こし、時の権力者に立ち向かった。

そして今、麻雀界の若手プロたちが、己の強さを示すため、強豪たちを相手に"麻雀一揆"を企てる。

アース製薬杯を制し、麻雀最強戦への切符をつかんだ松田は、「私が一番強いと証明します」と意気込みを語る。

同じく、リアルパートナー杯で優勝し、大きなチャンスが巡ってきた岩間も、「麻雀一揆起こします!」と気合十分。

そんな若手の挑戦を受けるのは、KONAMI麻雀格闘倶楽部所属の寿人と伊達だ。

一発勝負の大舞台で、若手が下剋上を成し遂げるのか。それとも、歴戦の猛者がその野望を打ち砕くのか。

いざ、麻雀一揆——開幕。

 

松田のリーチを打ち砕いた、伊達の驚異の生命力

東1局1本場、寿人が1300,2600は1400,2700のアガリを決めて東2局へ。

親の松田が第1打に切り出した【發】に対し、伊達からいきなりポンの声が。ここから【6マン】を切り出し、ホンイツに向かう様子を見せる。この5巡後、またしても松田から切り出された【西】をポンして順調に手を進め、そのままの勢いでアガってしまいそうなところに、松田が待ったをかける。

カン【4ソウ】を引き入れ、愚形ながらもペン【7マン】で先制リーチに打って出る。この【7マン】がなんと山に残り3枚。他を押さえ込み、このチャンスを仕留めてひとアガリを決めたいところだ。

ここで1シャンテンの伊達の手が止まる。役牌をポンしており、【5ソウ】にくっついてもアガリの目が残るため、現物の【1ピン】を切るか、受け入れを最大限に広げる【北】を切るかの選択だろう。少考の末、伊達は安全度を重視して【1ピン】切りを選択。

すると次巡、【5ピン】を引いてテンパイ。【5ソウ】を勝負して【北】単騎に構える。しかし、前巡に【1ピン】を残していれば【1ピン】【3ピン】【6ピン】待ちとなっていた。

そして伊達がテンパイした直後、松田から【6ピン】がツモ切られる。

もし伊達が【1ピン】を残していれば、ここでロンの声がかかっていただけに、松田にとっては、まさに紙一重で命拾いした瞬間だった。

果たして、このチャンスを松田がものにできるか。

しかし——。伊達がラス牌の【北】を見事にツモ!1300,2600のアガリを決め、松田のリーチを打ち砕いた。ここまで中打点のアガリを決めた寿人と伊達の2人が抜け出す展開。早くも強者の実力を見せつけられ、追いかける形となった松田と岩間。果たして2人は、ここから麻雀一揆を起こすことができるのか。

 

好機を逃さない松田、他家を押さえ込み反撃の布石

東3局、伊達がまたもや単騎待ちで【南】をツモアガり、リーチツモドラ2の満貫を決めひとり抜け出す展開に。そんな伊達を追う形で迎えた東4局。

6巡目にトップ目の伊達が、ノーミスでチートイツのテンパイにたどり着く。まさか3局連続で単騎待ちをアガってしまうのではないか——。そんな妙な気配が卓上に立ちこめる。

しかし、松田もここで引き下がるわけにはいかない。1シャンテンまで手を進め、伊達を追いかける。ここからいち早くテンパイを決め、トップ目のアガリに待ったをかけられるか。

ここで伊達が絶好の【1マン】をツモ。打【1ピン】とし、【1マン】単騎への待ち変えを選択する。しかし、この選択が裏目となってしまう。なんと伊達は次巡、手放したばかりの【1ピン】をツモ。痛恨のアガリ逃しとなった。

そして、その隙を突くように、松田が伊達の当たり牌【1マン】を引き入れ、【6ピン】【9ピン】待ちで先制リーチにたどり着く。

結局、誰もこのリーチに逆らうことができず、松田の一人テンパイで流局。アガリこそ決められなかった松田だが、トップ目の伊達にアガリを許さず、他家を押さえ込んだこの一人テンパイが、反撃の狼煙となるか。

 

松田、寿人を沈めて下剋上!2着をつかみ取り決勝卓へ

上位2名が決勝卓への切符を掴むことができる第1試合。南2局2本場は、なんとしても2着以上を手にしたい松田と岩間のふたりテンパイで流局となった。このテンパイ料の移動で、寿人と松田の順位が入れ替わり、2着争いがさらに熾烈を極めるなか、南2局3本場へ突入。

好配牌を手にした岩間が、早くも3巡目で1シャンテンに。しかし、点数状況を踏まえれば、ここはリーチをかけて点差を縮めたいところ。そんな岩間が選択したのは、打【2マン】のシャンテン戻しだった。【8マン】や【5ソウ】など、いくつもの打牌候補がある難しい選択。果たして、この判断がどう出るか。

6巡目、【2マン】切りが功を奏し、【7マン】を引き入れて絶好の1シャンテンとなった岩間。ここで大きなアガリを決め、意気込み通りに一揆を起こしたい。

しかし、岩間が切り出した【4マン】にチーの声がかかる。前巡に3シャンテンから【2ソウ】ポンし、局を進めようと積極的に前に出ていた伊達の仕掛けだ。

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